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Column オ イッチ ニー

0・1・2 歳向け悩んでいる夫婦が増えてます。2人目不妊の問題、4つのポイント

2016.12.27

まだまだ子育て大変だけど…。2人目を考えるなら!

0〜2歳歳のママにはまだ早い話のようだけど、「2人目が欲しいなら、あまりのんびりしないで」と、妊活について多くの情報を発信している産婦人科医の宋美玄先生。

「第1子がすぐにできた人は次もスムーズにいくと誤解しがちですが、むしろ条件は悪くなっています。

ママ全員にいえるのは、第1子のときより年をとっているということ。年齢が上がれば卵子は老化し、受精しても流産のリスクが増えます。体操や体を温めるなど効果のわからない妊活ではなく、現実的な準備に早めに取り組んでほしいと思います」

ちなみに、働くママには第2子の保育園問題も気になるところ。年度のはじめに産んだほうが0歳児での入園はしやすくなるが、タイミングを考えすぎると妊娠の機会を減らす原因になるので注意しよう。

夫婦仲よく!

子どもの世話と仕事で忙しく、夫婦の時間をとれないのは多くのママに共通する現実かも。「妊娠しやすい日だけ性交すればいいと思っている人もいますが、排卵日でも妊娠の確率は約3割。タイミングを強要すると夫がEDになるという報告もあり、やはり自然に回数を重ねるのが一番。夫婦で家事や育児を協力し、2人の時間を取り戻すための努力を」。夫婦生活さえ戻っていれば、急に2人目が欲しくなった場合でも対応しやすい。

授乳に注意

0〜2歳のママには、授乳中の人も多いはずだけど、授乳を続けていると生理の再開が遅れる傾向にあり、性欲も減退する。「これは授乳中に分泌されるプロラクチンというホルモンの影響です。できるだけ長く母乳をあげたいという人を否定するわけではありませんが、卒乳したほうが妊娠しやすくなることも知っておいてほしいと思います」。生理の再開は個人差があるが、卒乳後3ヵ月経っても戻らないときは婦人科の受診を。

カラダを整えて

基本的には第1子の妊娠前と同様に、基礎体温をつけて体のリズムを知ることからはじめよう。「第1子の妊娠のときに風疹の抗体が低かった人は、すぐにワクチンを。麻しんもときどき流行るので打っておくと安心です。葉酸には妊娠しやすくなるという効果はありませんが、胎児の神経系の病気のリスクを下げるのでサプリメントなどで摂取しておくといいでしょう」。禁煙はもちろん、排卵後は妊娠の可能性があるので禁酒も!

専門医に相談も

なかなか妊娠しない場合は、早めに不妊外来へ。35歳未満は1年、30代後半は半年、40歳以上は2〜 3カ月が目安になる。「自然に妊娠したいという気持ちはわかりますが、こだわっている間に体外受精をはじめる年齢が高くなり、着床率が下がって負担も大きくなります」。また、夫婦関係が戻らない場合は、人工授精を勧められることになる。いずれにしても夫婦でよく話し合い、病院には2人で一緒に訪れるようにしよう。

[教えてくれた人]宋美玄先生
産婦人科医、医学博士。『子どもを守るために知っておきたいこと』(共著・メタモル出版)、『高齢出産の真実』(中央新書ラクレ)など著書多数。5歳女児と1歳男児のママ。
 
イラスト〇内田コーイチロウ 編集・文〇石毛幸子
(Hanakoママ46号より)