働くママのウェブマガジン

Column オ イッチ ニー

0・1・2 歳向けあってる?間違ってる? 汗かきな子どものスキンケアおさらい

2016.05.30

暑くても油断禁物! 夏もしっかり保湿

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汗が多くなるこれからの季節、入浴以外にも顔や体を洗ってあげることが増えそう。

「日本人は清潔好きなので洗うことを怠る人はいませんが、子どもの肌に何かを塗るという行為には抵抗があるようです。“余計なもの”という意識があるのかも。でも、洗うだけでは裸の状態で放置しているようなもの。皮膚のバリア機能のふたが開きっぱなしになって、肌トラブルの原因に。夏も油断しないで“洗う+しっかり保湿”のワンセットで習慣づけて大事な肌を守ってあげましょう」と、友利新先生。ママが誤解しやすい点を教えてもらったのでチェック!

これって、あってる?間違ってる? 子どもの夏の保湿

ウチの子の肌はぷるぷる。夏の保湿は不要

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夏はたくさん汗が出るので、肌の水分もたっぷりで潤いがあると誤解しているママもいるかも。「汗は汗腺から出て、体温調節をするもの。肌の潤いは、皮脂腺から出る皮脂が膜を作ることによって保たれます。子どもの肌は皮脂の分泌量が少ないので、保湿して皮膚にベールをかけてあげることが必要です。保湿剤には化粧水、乳液、クリームがありますが、油分が多いかどうかの違い。子どもは汗が多くてべとつきやすいので、夏はサラッとした乳液タイプのローションがいいでしょう

汗かきだからよく洗うだけで十分

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「汗は放っておくとかゆみやかぶれの原因になるので、洗ってあげることは必要です。でも、洗うという行為はリスクをともないます。どんなにいい石鹸を使っても、洗うたびに大切な皮脂を落としてしまうのです。だから洗った後には必ず保湿を!」。特に夜は湯船につかると皮脂が落ちやすく、体が温まるとかゆみも出るので保湿が重要。「全身に同じように塗るのではなく、洋服でこすれやすいところや離乳食期ならよく拭く口まわりなどにクリームをプラス。肌状態に合わせたケアを心がけて」

あせもがかゆそう。でも保湿すれば大丈夫かな

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保湿は皮膚のバリア機能を高めますが、炎症を治すことはできません。子どもがひんぱんに肌をさわっているときは、かゆみを疑って。かくと皮膚が壊れ、そこに刺激が加わるとさらにかゆくなるので、そうなる前に皮膚科へ行きましょう。かき壊したときはステロイドを使いますが、局所的に短期間の使用です。必要以上に怖がらず、医師とコミュニケーションをとりながら使い、きれいに治しましょう」。あせもは、主に汗が原因。適度な空調や汗を吸収しやすい服を選ぶなどの予防も大事。

肌の保湿で食物アレルギーを予防

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「肌はいろんな外的刺激から守る大きな袋のようなものです。湿疹などトラブルがあるとバイキンや異物が入りやすくなるだけでなく、食物アレルギーも皮膚から感作され、発症することがあるので肌ケアを軽く考えないで。最近の研究では、赤ちゃん時代からしっかり保湿して肌のバリア機能をあげておくと食物アレルギーの予防になるという報告も。ママが洗う&保湿の習慣をつけておくと、子どもが自分で顔を洗えるようになったとき保湿もセットでできるはず。いい習慣のベースを作ってあげましょう」

コレも気になる! 日焼けどめは、どうしたらいい?

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「日焼けどめは皮膚科医のなかでもいろんな見解があります。光老化は防ぐべきという意見もあれば、日光浴で防げる“くる病”が増えてきたことを危惧する声も。保育園では外遊びは午前中が中心なので、朝、一度塗るだけでいいと思います。塗ることに神経質にならず、外出時には必ず帽子をかぶらせるなどの配慮を

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[お話を聞いた人]友利 新(ともり・あらた)先生

東京女子医科大学卒業後、内科勤務を経て皮膚科医に。テレビ、雑誌等でも活躍。妊娠中に開発した予防スキンケア「メディスキンベビー」が評判。1歳児のママ。

 イラスト◯内田コーイチロー 編集・文◯石毛幸子
(Hanakoママ39号より)