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3・4・5 歳向けフロスは使う?歯磨き剤は? 子どもの歯磨き9つのルール

2016.06.21

むし歯を防ぐ9つのお約束

歯は一生使うものだから、むし歯のない子に育てたい。元気な歯を保つために、親はどんなことに注意すればいいのか、日本小児歯科学会理事の浜野美幸先生に聞きました。

「大事なのは乳歯のうちからむし歯にならないよう気をつけること。乳歯は、永久歯が生えてくる場所確保の役目もあって、早くからむし歯になったり抜けたりすると、歯並びが悪くなる原因にもなります

むし歯にさせないためには以下の9つのお約束をしっかり守って。「働くママにとって、何度も歯医者に通うのは大変。毎日の仕上げ磨きや定期的に健診を受けるこは一見面倒ですが、それで予防ができれば結局はラクですよ」

1・乳歯のうちからむし歯予防

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「永久歯に生え変わるから乳歯のむし歯はまあいいか」と放置しておくと口の中のむし歯菌が増え、せっかく生えた永久歯もすぐにむし歯になってしまいます。乳歯のむし歯もきちんと治療して、予防することが大事です。

2・仕上げ磨きは1日1回でok

むし歯菌が歯垢を作り、それがむし歯のもとに。むし歯を予防するには、しっかり歯を磨いて歯垢を取り去ること。3~5 歳児は特に仕上げ磨きが重要。子どもが自分で磨く、プラス親の仕上げ磨きの2本立てで。歯垢は24時間かかって作られるので、仕上げ磨きは1日1回しっかりすれば大丈夫!

3・ごしごし10回、歯垢を取る

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歯ブラシを歯に直角に当て、横にごしごし。歯が重なっているところは歯ブラシを縦にして上下に。歯の凹にきちんと歯ブラシを当てて。歯垢はベタッと歯にくっついているので10回はこすらないと取れません。

4・歯ブラシを正しく選ぶ

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歯ブラシは、柄がまっすぐで、ブラシの穂先もまっすぐなものを。ブラシの幅は子どもの奥歯2本分くらいがちょうどいい大きさです。奥歯の間の歯垢はデンタルフロス(Y型のものが使いやすい)で取ります。週2回でもOK。

5・歯磨き剤を正しく使う

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歯磨き剤は、フッ素入りのものを。フッ素は歯を強くしむし歯予防に効果的。お茶など食物にも含まれているもので、使用量を守って使えばOK。3~5歳児なら、歯ブラシの先に5ミリ以下で。

6・歯磨きタイムを楽しく!

歯磨きは、子どもをおさえて無理やりしないで。寝る前だと眠くて嫌がることもあります。夕食後のほっとしたときに行うなどタイミングを工夫して。からだをこちょこちょしたり全身マッサージの延長で、楽しい雰囲気の中で仕上げ磨きをしてあげましょう。

7・お菓子を食べたらお茶を飲む

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甘いお菓子は食べてもいいですが、だらだら食べはNG。常に口の中に食べ物があると口の中が酸性になり、むし歯ができやすい状態になるからです。食べたあとは、水やお茶を飲ませるだけでもむし歯予防に。

8・むし歯ができる前に歯医者さんへ

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むし歯の早期発見には定期健診が不可欠。そろそろかかりつけの歯医者さんを探しましょう。むし歯だけでなく、食事、指しゃぶりなどいろんなことを相談できる先生を見つけて。

9・自分で歯磨きをする習慣を

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早寝早起き朝ごはん+歯磨きは、大切な生活習慣。少しずつ自分でも歯を磨く習慣をつけましょう。ただし歯垢をきちんと取るためには、小学校2年くらいまでは親の仕上げ磨きがマストです。親が楽しそうに磨く姿を見せることも大事。「歯磨きすると気持ちいいね!」など前向きな声がけも。

[ 教えてくれた人 ] 浜野美幸先生 千葉歯科医院院長。歯学博士。東京歯科大学小児歯科学講座非常勤講師、日本小児歯科学会理事、地域の小学校や幼稚園の校医、食育活動も行う。2 児の母。
イラスト◯岡村奈穂美 取材・文◯石井栄子
(Hanakoママ40号より)