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Column サン シー ゴー

3・4・5 歳向け子どもが論理的に話せるようになるために、親ができること

2016.02.10

言葉の力を育てよう!

引っ込み思案、おとなしすぎる、「イヤ」と言えない……、こんなことで、小学校に入ってからうまくやっていけるのかしらとお悩みのママは多いのでは? 子どもの“話すチカラ、聞くチカラ”を育てる「ことばキャンプ」主宰の高取しづかさんに、言葉の力アップの秘訣を聞きました。

「3歳くらいまでは、大人の言うことを聞いて、言葉を貯めこむ時期。まだ小さいからわからないと決めつけず、優しい声でたくさん語りかけてあげて」と高取さん。単語だけでなく、主語と述語のある文で話すことを心がけましょう。“うちの子、言葉が少ないのでは?”と気になっているママも、心配しすぎないこと。「今は貯めこみ期なんだとおおらかに構えて。豊かな声がけを続けていれば、そのうちおしゃべり期が訪れます」
 
4歳前後がおしゃべり期。「この時期は、さえぎらず、否定せず聞くこと。そして『上手に言えたね!』と認めてあげてください」。表現力は、話せば話すほど身についていくもの。「楽しく話せる雰囲気をつくってあげましょう。この頃には自己主張もできるようになり、大人も顔負けの理屈を言ったり、口答えもするかもしれません」。カチンときても、「それだけ智恵がついたのね、とおおらかに見守って」。

年長さんになると、論理的に考える力もついてきます。親が「こうしなさい」と言うのではなく「あなたはどうしたい?」と問いかけ、考えさせることも大事です。「人生は選択の連続。自分の頭で考えるくせを小さい頃からつけておくと、一生の宝になりますよ」

年齢ごとの言葉の力UPポイント

3歳・言葉の急成長期

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言葉の貯めこみ期を経て、語いが増え、3 語以上の長い文が作れるようになります。「それで?」「だから?」と促し、話をふくらませてあげましょう。間違っても叱らず優しく訂正して。安心して話せる雰囲気を作りましょう。

4歳・おしゃべり期

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おしゃべりが楽しい時期。保育園でのできごとを話したがるのもこの頃。「へえ~、そうだったの~」と、たくさん聞いてあげましょう。言葉で自己主張したり口答えもするように。ムッとせず成長を喜ぶくらいの気持ちで。

5歳・論理的思考力の発達期

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「こうしなさい」ではなく、「あなたはどうしたい?」「どっちがいい?」「それはなぜ」など、自発的に考えさせる声がけをすることで、子どもが自分の意見を言う力を伸ばしましょう。これが論理的に話す力の基礎になります。

[ 教えてくれた人 ] 高取しづかさん
雑誌記者等を経て、夫の転勤に伴い渡米。帰国後、JAMネットワークを結成。「親子のコミュニケーション」「ほめる&叱る」をテーマに、これまで1万2000人余りに講演を行っている。著書
25冊。ことばキャンプ(http://kotobacamp.com)を全国各地で開催中。

※この記事の編集者による取材エピソードはこちら

イラスト○毛利みき 取材・文○石井栄子
(Hanakoママ36号より)