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Column 子育ての悩みにプロがアドバイス

ママのためのカウンセリングルーム・特別編男性保育士の「女児の着替え」問題、読者はこう考える

2017.03.02
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千葉市の熊谷俊人市長のツイッター投稿がきっかけになった、「男性保育士に、女児の着替えさせないでほしい、という保護者の主張は『男性差別』になるのかどうか」の問題について、先日、元保育士で子育てアドバイザーの河西景翔さんのコラムをご紹介したところ、読者のみなさんからたくさんのコメントをいただきました。

河西さんのコラムでポイントとなったのは
・性別の違いの前に、保護者と保育士の信頼関係が築けるかどうかが大切。
・異性に見られて恥ずかしいと感じる「羞恥心」を育むことも大切なので、男性保育士としては、着替えや排せつを遠くで見守ることもしていた。

といったこと。

それに対して、いただいた意見で目立ったものは「河西さんの意見にあったように、まずは信頼関係が大切だと思う」「保育士の性別に関してこれまで気にしたことはなかったので、問題になったことに驚いている」「女の子のママとしては、やっぱり抵抗がある」など。

ここでは、当事者である女の子ママの意見を中心にご紹介しますね。

私自身は男性保育士の着替えや排泄などについて、プロとしてお願いしているので気になりませんが、それを気にする人がいるのは分かりますし、子どもの中にも「気になる子」と「気にならない子」がいると思います。 実際、我が子は女の子二人ですが正反対なので、おそらく長女は男性保育士さんが気にならないと思いますが、次女は異性で恥ずかしいと感じるかもしれないです。 でもそれは悪いことではなく、ただ「意識をする」という感情に早く気がついただけなのかなと思います。

もちろん、男女の差別ではなく仕事内容として棲み分けが必要であれば、してもらいたいなとは思いますが、河西さんのコラムのように、男女関係なくわたしはその人がどうかということが一番大事だと思っています。
(SAYAさん 38歳 5歳10ヶ月 8歳7ヶ月女の子ママ)

私はほんの一部の卑劣な事件やいかがわしい行為のせいで、他の男性保育士の皆さんが胸を張って働けないのであればそれは違う気がしています。男女の隔てなくとはこのご時世難しいのかもしれませんが、保育のプロを信頼して大切な我が子を預けたいです。

このまま差別が強まり保育の現場での男性保育士の存在が問われるようになれば、未来の子どもたち(男子)は保育士を目指さなくなります。このような差別や偏見で、子どもたちの未来の職業の選択肢を少なくしてしまうかもしれないことが心配です。

保育士がいなければ親は安心して働けない。働けなければ子どもを産まない。そんな寂しい未来になってほしくありません。でも現実問題として、少子化、保育士不足、他のさまざま問題は連動していますよね。

子どものために大人が明るい未来を残してあげたいし、子どもたちもそんな未来に希望をもって成長してほしいです。
(acoさん 36歳 3歳1か月の女の子ママ)

私は、女として、娘をもつ母として、男性保育士の着替えには反対です。「女」として嫌悪感があります。それが、たとえ、立派に保育士として熱意を持っている男性だとしても、です。

男性看護師もそうです。我が家には、94歳のおばあちゃんがおります。入院した時、おむつを替えるのが男性でした。それを祖母も嫌がりましたし、私も女性に、とお願いしました。これは差別ではなく、一人の女性として、嫌なのです。

この問題に男性が「オカシイ」と訴えることすら女性として差別されていると思います。資格があるから平等だとか、それでは国家資格の意味がなくなるという考え方は、薄っぺらく思えます。資格者であり、プロであるなら、相手の感情、思いをくみ取り仕事をしていただきたいです。

この問題が、男性だけで議論されるにも抵抗があります。女性の体のことについて、男性にはわからない、様々な思いが女性には多々あることを、熱意をもって保育士や看護師になられた男性の方にも知っていただきたいです。
(ひかる 43歳 10歳女の子ママ)

以上、編集部に寄せられたコメントより(一部編集しています)

ほかにも、引退された男性保育士のかたからの「自分たちの時代にはそういった声はなかった。少ない男性保育士はむしろ重宝された」といったご意見、また、アパレル勤務の男性から「女性の服を販売しているが、試着室では女性スタッフを希望されるかたがいて、少し状況が似ていると感じた。難しい問題だけれど、お客様との信頼関係を構築することが一番のキーワード」といったご意見、ほかに、「これをきっかけに男性保育士が減ってしまうと、幼少期に多く過ごす保育園で、大人の男性と過ごす機会が少なくなってしまい、それが残念なこと」といったご意見をいただきました。

女の子ママはもちろん、男の子ママ、保育関係者や、プレママまで、たくさんの方にコメントをいただき、あらためて大きな関心を寄せられているテーマだということを感じました。投稿いただいたみなさま、ありがとうございました。

保育士不足や保育士の待遇改善が求められるなか、熱意をもって保育にあたっている男性保育士さんには感謝でいっぱい。でもいっぽうで、女の子ママとしては着替えは女性保育士さんにお願いしたい、という声がある、というのも事実。お互いが対立することでなく、解決する道を探っていけたらいいですね。

いったんご意見の募集は終了いたしますが、Hanakoママ編集部では引き続きこの問題について考えていきたいと思います。

河西景翔さんのコラム
【緊急転載】男性保育士の「女児の着替え」問題に思うこと