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子どもと読む絵本子どもが大好きな、つちのはなし

2016.07.26

こんにちは、ハナコママのmama’s STORY 担当の宮本です。こちらのページでは、自分が読んでみて気になった絵本や、読み聞かせて子どもに好評だった作品をご紹介していきます。

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今回は、ミロコマチコさんの『つちたち』。作品を出すたびに話題になったり賞を受賞したりと、常に注目を集めている若手作家のミロコマチコさん。代表作としては、『オオカミがとぶひ』、『てつぞうはね』、『オレときいろ』など。生き物たちをページからはみ出しそうな勢いのあるタッチと色彩で描きます。

この絵本の主人公は「つち」です。

そう聞いて最初、ミロコさんは目のつけどころが面白いなと思いました。というのも、ふだんガーデニングや菜園でもしていない限り、土について意識することはほとんどありません。気にするとしたら、土で汚れたらイヤ、みたいなネガティブなイメージばかり。その土が主役なんて!?という印象。でもすぐに、それは大人だからの感想なのかも、と思い直しました。

自分が子どものころ、土は身近で、花や生き物と同様にとても関心のあるテーマでした。

庭の中でも、土を掘るならここ、と決めていた場所があったし、幼稚園の土と、家の土と、親戚の家の土は、触った感じが違ったことも覚えています。畑をやっていた親戚の家の土は、団子を作るとねっとりと弾力があって、乾いても黒いまま。ぱさぱさになる自宅の土とは質が違いました。土で遊んだあとは手を洗っても、ツメの間がきれいにならなくて親にもよく叱られました。この絵本を読んでいるうちに、昔は土に夢中だったことを思い出しました。子どもたちにとってはこの絵本の「つち」というテーマは、実はとても日常的で親しみのあるものなのかもしれません。

この絵本のなかの土はつぶのひとつひとつに顔があり、動きがあって生き物のよう。ミミズにかき混ぜられたり、恐竜に踏まれたり。太古の時代からそこにあって、いまもあり、これからもある。土について、子どもと話をしたくなる作品です。


『つちたち』
作・ミロコマチコ
学研 1400円

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