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子どもと行く映画幼いころに神話の世界に触れることの大切さ

2016.08.30

すでに公開されているのですが、アイルランドの神話をベースにしたアニメーション『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』。海ではアザラシ、陸では人間の女性の姿となる妖精・セルキー。そのセルキーの母親と人間の父親の間に生まれた兄妹が主人公のお話です。

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妹が生まれた夜、母は家族を残して突然海へと姿を消してしまいます。

兄のベンは母がいなくなったのは妹のせいだと考えて、妹にいじわるばかり。父親も妻が消えたショックから立ち直れず、家族の心はバラバラになってしまいます。そんな状況を心配したおばあちゃんに兄妹は引き取られることになるのですが、おばあちゃんの暮らす町へ連れていかれたことから、不思議な出来事が起こりはじめ、兄は妹を助けるために立ち上がります。

兄と妹を脅かしたり助けたりするのが、海や森に棲む妖精たち。

アイルランドの話ではありますが、どこか懐かしい感じがします。幼い子どもたちはどこの国でも神話や妖精たちの世界に近いのかもしれません。妖精たちには、捕まえられたら戻ってこられない怖さもあれば、不思議な力で守ってくれるという安心感もある。そんな理屈を超えた不思議な存在に触れることは、子どもたちにとって大切な経験に思えます。

深いブルーが印象的な映像の美しさとかわいいキャラクターたち、ということでも見やすい作品。アイルランドではこのアニメーションスタジオが「ポスト・ジブリ」と言われているのだそう。手描きの線などの表現でも通じる世界がありますし、そういえば『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』でも描いていたのは、子どもたちにだけ見える不思議な世界。そんなテーマにも共通点を感じました。

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ぜひ、吹き替え版をチェックしておでかけください。


『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』
監督: トム・ムーア
吹き替え版キャスト:ベン役 本上まなみ、父コナー役リリー・フランキー、母ブロナー役 中納良恵(EGO-WRAPPIN’)
出演:デヴィッド・ロウル、ブレンダン・グリーソン、リサ・ハニガン、ルーシー・オコンネル
脚本:ウィル・コリンズ
YEBISU GARDEN CINEMA他全国公開中!
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