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ノロウィルスの予防法・1おなかの風邪、ノロウイルスのはなし

2016.11.30

おなかの風邪、ノロウイルスの季節がやってきました。かかってから慌てないために、いまから知っておきたいことを小児科の白岡亮平さんにうかがいました。

おなかの風邪、ノロウイルスって?

何百種類もある風邪のウイルスのなかでも、胃腸まで届いて粘膜で悪さをして胃腸炎を引き起こすウイルスが、冬場に猛威を振るうおなかの風邪、ノロウイルスやロタウイルスです。

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ノロウイルスは、小さい子どもから高齢者まで幅広い年齢層にかかりやすく、嘔吐や下痢、発熱といった症状が強く出やすいのが特徴です。また、一度かかると同じ種類のノロウイルスに対しては免疫がついてかかりにくくなるといわれています。

一方で、ロタウイルスは小さい子どもがかかりやすく、白っぽいクリーム状の下痢があり、何度でも繰り返しかかって、初めてかかったときは重症化しやすいという特徴があります。

こうしたおなかの風邪を予防するには、ウイルスが口から入らないようにすることが第一! 具体的には、帰宅時や食事前の丁寧な手洗いでウイルスを洗い流し、マスクの着用や食器・調理器具の殺菌でウイルスの侵入を阻止する必要があります。また、調理を行う大人の予防が重要なカギになるともいえます。

【DATA】
・ウイルス性食中毒発生件数
9~10月:6件/11~12月:54件 と9倍に増加!
ノロウイルスなどのウイルス性食中毒は、かつては食中毒の発生が少ないといわれていた冬場に流行るのが特徴。※平成24~26年の平均値。2 人以上の発生件数。


・年間の食中毒患者人数

ノロウイルス13,603人/ブドウ球菌928人/病原大腸菌855人/サルモネラ菌653人
食中毒を引き起こす菌のなかでもノロウイルスは最も感染力が強く、圧倒的に患者数が多い。※上記の人数は平成24~26年の平均値。

[教えてくれた人 ]白岡亮平さん
小児科医。夜9 時まで365日無休のクリニックを都内5 カ所で展開するキャップスクリニックの総院長。著書に『こどもの病気治療の本当のこと “Dr.365”のこどもの病気相談室』(小学館刊)がある。
イラスト〇妹尾香里 編集・文〇石塚覚子