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忙しいママのマネー術減らすのは小遣いではない! FPに聞く、貯蓄額UPのために見直すべきもの

2016.12.31

ふだん、どれくらい貯蓄できていますか?

2019年10月に控えている消費税10%増税もあり、ますます将来は、貯蓄が厳しくなりそう。先日開催された、楽天モバイル主催の「スマート家計勉強会」で、ファイナンシャルプランナーの飯村久美さんのレクチャーをうかがいました。

そこで今回は、飯村さんのアドバイスによる、家計の中の理想的な貯蓄の割合や、減らすべきものをご紹介します。

家計の割合どうなってる? 貯蓄は20%が理想!

毎年の社会保険料のアップなど、家計を取り巻く環境は年々厳しくなっています。2019年10月には消費税が10%へ上がります。手取り額も減っており、収入アップが期待できない現状、貯蓄を増やすには「支出の見直しがカギになる」と、飯村さんは言います。

では、貯蓄はどうやって増やせばいいのでしょうか。飯村さんによれば、家計の割合は『引き落とし支出:現金支出:貯蓄=2:2:1』で行うのが理想だそうです。これは、飯村さんが過去に700~800世帯から相談を受けてあみだしたものだそう。

参考例として「手取り25~35万円」の「夫婦と子ども2人の4人家族」の家計割合の理想的な例をあげてもらいました。下記の表では、引き落とし支出が40%、現金支出が40%、貯蓄が20%で、「2:2:1」の割合になっています。

(参考)理想の家計割合(夫婦と小学生以下の子ども2人)について


【手取り月収25万円の場合の、各費目の家計に占める割合と金額 単位:円】

引き落とし支出40%(うち、住居費25%:62,500、水道光熱費5%:12,500、保険料5%:12,500、通信費5%:12,500)
現金支出40%(うち、食費15%:37,500、その他12%:30,000、小遣い13%:32,500)
貯蓄20%(うち、貯蓄10%:25,000、年間支出用積立10%:25,000)


【手取り月収30万円の場合の、各費目の家計に占める割合と金額 単位:円】

引き落とし支出40%(うち、住居費25%:75,000、水道光熱費5%:15,000、保険料5%:15,000、通信費5%:15,000)
現金支出40%(うち、食費15%:45,000、その他12%:36,000、小遣い13%:39,000)
貯蓄20%(うち、貯蓄10%:30,000、年間支出用積立10%:30,000)


【手取り月収35万円の場合の、各費目の家計に占める割合と金額 単位:円】

引き落とし支出40%(うち、住居費25%:87,500、水道光熱費5%:17,500、保険料5%:17,500、通信費5%:17,500)
現金支出40%(うち、食費15%:52,500、その他12%:42,000、小遣い13%:45,500)
貯蓄20%(うち、貯蓄10%:35,000、年間支出用積立10%:35,000)

(C)飯村久美さん

小遣いはしっかり確保して我慢しない! 見直すべきは「引き落とし支出」

貯蓄を増やすというと、多くの人は生活費や小遣いを減らして、貯蓄に回すという考えを持つことが多いでしょう。

しかし、飯村さんは、貯蓄を増やすために家計を見直す場合、「現金支出」ではなく、「引き落とし支出」のほうを見直すべきだといいます。

「『引き落とし支出』とは、口座から自動引き落としで毎月払っている住宅ローンや保険料のこと。貯蓄を増やすには、まずここから見直すべきです。小遣いや趣味のお金を減らすと、仕事をしてお金を稼ぐモチベーションが下がってしまいがちに。趣味や自分の好きなように使える小遣いのために頑張っている人もいるでしょう。我慢するとストレスになって、かえって無駄遣いをしてしまうことも。それよりも、まずは毎月の給料から小遣いをいくらと設定して確保した後、生活費を引いたうえで、貯蓄分を引きましょう。

見直すべきは、住宅ローンや保険料、通信費など。意外と無駄に支払っていることも多いお金なので、よく見直してみましょう」

貯蓄の基本は、「我慢しない」こと。しっかり家族の小遣い分は確保した上で、引き落とし支出の見直しを行いましょう。

[教えてくれた人] 飯村 久美(いいむら くみ)さん
FP事務所アイプランニング 代表 ファイナンシャルプランナー
1972年埼玉県生まれ。金融機関在職中にFPの資格を取得。日本の家計を元気にしたい、家族の夢を応援したいという思いから2006年FP事務所アイプランニング開業。1男1女の母。著書に「子どもを持ったら知っておきたいお金の話」(中経出版)、「ズボラでもお金がみるみる貯まる37の方法」(アスコム)。
http://www.fp-iimura.jp/
取材・文〇石原 亜香利