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藤田あみいの「懺悔日記」・5わからないことだらけで苦しい。どうして誰も傍にいてくれないの【懺悔日記・5】

2017.02.17

妊娠出産を経て、深刻な産後うつに。
三年の月日をかけてようやく母親になった、わたしの懺悔の日記。

この連載は……

出産後、ある時期から深刻な産後うつ状態になったイラストレーター・藤田あみいさんが、3年間にわたる気持ちの揺れを克明に綴った日々の記録「懺悔日記」。その内容を、少しずつ公開していきます。


第5回・贖罪の無意味

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2014年3月5日

RSウィルス事件からだいぶ経った。てーたんはすっかり完治し、私に風邪がうつった。結構凄まじい風邪だった。

子どもからうつる風邪は普通よりひどくなるものなのだろうか?

贖罪のつもりで「どんどんママに移していいからね」なんて言っててーたんの咳をガンガン顔に浴びていた結果、ものすごく悪化した。バカとしか思えない。

今後は娘が風邪をひいても自分だけは移らないようにしよう。じゃないと、看病ができない。というか生活そのものができない。母親は体を壊してはダメなのだ。

最近、寝起きにおはよーっていうと「ニコ」っと笑う。凄まじくかわいい。

そして今日2回くらい「おはよー」って返してくれた気がする。気がするだけに違いない。まだ3ヶ月だ。

昼間はあまり寝ず、ずっと声をだして遊んでいる。昼寝から覚めた時「いやーっいやーっ」と言って起きたので、すごいびっくりした。

夫ののっぴは今日は会社で徹夜だそうだ。ますます仕事が忙しい。

オーボールという握りやすい玩具をインスタグラムで知り、買ってみた。握らず。というか興味をしめさず。そんなものなのか。お風呂で声をだして笑ってくれた。信じられないほどかわいい。

2014年3月8日

今日はてーたんが可愛かった。予防接種を受けた次の日だからなのか、よく眠る。

RSウィルスのこともあるので、よく眠ってると逆に心配になる。眠そうにしていたから抱っこして、布団に置く。そして手を握ってあげたら寝た。

いつもはこんなもんでは寝ないのだが。うーん、なんなのか? 大丈夫なのか? わからないことだらけで苦しい。どうして誰も傍にいてくれないの。

(次号に続く)

これまでの連載
これまでの連載
第1回「私は生命を生み出してしまったのだと。ことの重大さに気づいた」
第2回「肉体的には限界だが、休むわけにはいくまい」
第3回「涙が出そう。すべての時間が赤ちゃんまみれ」
第4回「小さな腕に注射の管が刺さっている。私のバカ」
第5回「わからないことだらけで苦しい。どうして誰も傍にいてくれないの」
第6回「お腹の中でお星様になった子のこと」
第7回「どーでもいい細かいことがいちいち気になってしまう」
第8回「最高過ぎる実家暮らし。東京に帰るのがとても不安だ」
第9回「きっと、きっとどうにかなる。だってこんなに可愛いんだから」
第10回「汗疹がよくならない。もう何が正解なのやらわからない」
第11回「表現しがたいが、てーたんが回転するようになった」
第12回「離乳食はほとんど食べず、三角コーナー行き」
第13回「誰も言ってくれないけど、私、おつかれさま」

藤田あみい

イラストレーター・デザイナー・エッセイスト。
「無印良品の家」のウェブサイトで「ぜんぶ無印良品で暮らしています~三鷹の家大使の住まいレポート~」を執筆中。
2016年に同タイトルの本を出版。現在韓国語・台湾語に訳され、幅広い層の人へ向けて発信を行っている。
趣味はショッピング。夫と娘が生き甲斐。

「懺悔日記」読者へのメッセージ

妊娠・出産を得て、わたしは強迫性障害という病気になってしまいました。
強迫性障害を簡単に言うと「潔癖性」というようなものがわかりやすいと思います。
私の場合は潔癖ではなく、「『娘に障害があるのでは』という強迫観念が浮かんでくる。」というのが症状です。
愛する子供を育てていて、一瞬でも「この子に何かあったら」と不安を感じる人は少なくないと思います。
このブログはそんな気持ちのドツボにはまってしまった私の懺悔の日記です。
「ありのままを受け入れる」そこに至ることが難しい人に向けて、少しでも気が軽くなればいいなと思い書き連ねています。
藤田あみい


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