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Mama子育てママを元気にするコラム&トピックス

編集者の取材エピソード子育てを通じて知った、ファミリーサポートのあたたかさ

2017.03.07
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朝、起きると「ママお腹が痛い……」。そんな日に限って大事な会議がある。
子どもの急な発熱や体調不良。みなさんも経験がありませんか?
働きながら仕事をするうえでは、切っても切れない悩みのひとつ。
今回の「働くママを悩ませる100の事象」では、「子どもの体調不良時、まず仕事が頭をよぎって罪悪感が……」というお悩みを取り上げました。

“先輩ママのご意見”として取材させていただいた、「edit JAPN」の堺あゆみさんも、そんなお悩みを抱えるママのひとりです。
9歳と2歳の女の子を育てながら、食品輸入の会社を立ち上げ、お仕事をしている堺さん。本編では、長女が一番手のかかる時期だったころと、今まさにその渦中にいる次女とで異なる気持ちの持ちようの変化や、切羽詰まったときの気持ちの切り替えかたなどをお話しいただきました。

その中で出てきたのが、「ファミリーサポート」や「ベビーシッター」の存在。
小まめにお世話になっているという人もいれば、「他人に預けるなんて……」としり込みしている人もいるかもしれません。

堺さんは頼れる身内がいなかったぶん、ファミリーサポートやベビーシッター、友人知人など、たくさんの人を頼っていたといいます。お話の中で、すてきなエピソードをお伺いしました。

長女が保育園時代にお世話になった方の中のひとり、ファミリーサポートで出会ったAさんとは、なんと今も交流が続いているんだそうです。


「Aさんは2人のお子さんの子育てを終え、子育て支援をされていらっしゃる方です。
長女が3歳ぐらいのころ、子育てと仕事の両立に悩む毎日でした。このころはフルタイムで会社員勤めをしており、管理職を任され始めた時期だったんです。マックスに疲れていたある日、Aさんのお宅に長女をお迎えにうかがった時のこと。

『○○ちゃん(長女のこと)、明るくて思いやりがあって、すばらしいお子さんですよね。お母さん、本当に上手に育てていらっしゃる。いつも感心しています』
と言ってくださったんです。

仕事も子育ても中途半端、タクシー代やシッター代でお金ばかり出ていき“なんのために働いているんだろう”と自問自答の日々。すべてに自信がなかった私は、その言葉をいただいたとき、Aさんの玄関先だったのにもかかわらず、思わず泣いてしまいました。感謝と安堵と……、さまざまな感情がわいてきて涙が止まりませんでした。そして、そんなふうに言ってもらえた長女がさらに愛おしくなり『いつもありがとね。大、大、大好きだよ』とぎゅーっと抱きしめたのを覚えています。『ごめんね』と謝るのではなく感謝の気持ちでいっぱいになったんです。
数日後、Aさんから長文のお手紙をいただきました。

“いろいろ辛そうにみえたけど、子育てにもっと自信をもってください、子育てで大変な時期はほんの一瞬、大変な時期は自分ひとりでかかえこまず頼ってください、素晴らしい仕事をしている堺さんを尊敬して応援しています”

Aさんからいただいたそのお手紙は、その後の私の支えになっています。
自分ひとりでは乗り越えられなかった。身内以外でも支えてくれる人はいる。今、思い返してもそう思います。
“なんとかなる”し、“なるようにしかならない”んですね。

長女はまだ9歳で、これからどうなるかはわかりませんが、お陰様で今のところ素直でやさしい子によく育ってくれています。「Aさんから教えてもらった○○○が楽しかった」とか、「ベビーシッターさんに読んでもらったお話しがね・・・」と、いまだに話してくれます。誰かに預かってもらった時間も楽しい思い出になっていて、プラスになっていたんだな。いまではそう思えています」


お子さんは、「ママには働いていてほしい、働いている方が楽しそうに見える」と言ってくれるそうです。そして、ともに頑張ってきた保育園のママ友たちは、当時を乗り越えた“戦友”として、今も大切な友人関係が続いているのだとか。
苦しい渦中にいると、いろんなことが見えづらくなってしまいがち。ときには誰かの手を借りながら、“つらいのは自分だけじゃない”と、一歩立ち止まってみることも大切かもしれませんね。

働くママたちとともに歩むHanakoママの存在も、そんな“戦友”の集まりです。
みなさんの子育てや仕事、家庭にまつわるお悩みやご意見、お待ちしております!

※本記事はこちらから読めます。

藤沢 あかり(ふじさわ・あかり)

パンとたまごと少女漫画が好きな、ひつじ年のフリー編集・ライター。インテリアや雑貨、子育てなど暮らしまわりを中心に手がけています。2012年夏にうまれた、おまんじゅうのような顔をした娘がひとり。『Hanakoママ』本誌では「働くママを悩ませる100の事象」を担当中。

instagram.com/akari_kd