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藤田あみいの「懺悔日記」・11表現しがたいが、てーたんが回転するようになった【懺悔日記・11】

2017.03.10

妊娠出産を経て、深刻な産後うつに。
三年の月日をかけてようやく母親になった、わたしの懺悔の日記。

この連載は……

出産後、ある時期から深刻な産後うつ状態になったイラストレーター・藤田あみいさんが、3年間にわたる気持ちの揺れを克明に綴った日々の記録「懺悔日記」。その内容を、少しずつ公開していきます。


第11回・すぐ調子にのる

11

2014年5月28日 

なんとも表現しがたいのだが、てーたんが回転するようになった。あと後退もするようになった。前には進まない。右足の存在にも気づき、よく触っている。

左足を触らないのはなぜ? 不思議なことだらけだ。そして少し一人で座っていられるようになった。

今日は調子に乗ってママヨガとやらに行ってみた。ママがヨガやってる横で、子どもが遊んでても良いというものだ。

しかしてーたんにはまだ若干早すぎた。かまってもらえなくてめちゃくちゃ泣いていた。

座って待っていられるかと思ったが、全然座り始めたばかりだったので、床にゴチンっ!って頭をぶつけた。ヨガどころではない。

同じ空間には10ヶ月の同名のてーたんもいた。10ヶ月の子どもはハイハイしまくっていた。7ヶ月の男の子は上手に座っていた。てーたんももうすぐ6か月だが、本当にこんな風になるのだろうか……。

夕方機嫌わるめ。眠かったのかな。

2014年6月1日

今日から6月だ。どんどん暑くなっていくのだろう。抱っこ紐の中で蒸し蒸しになる我が子を想像せずにはいられない。汗疹が悪化しそうだ。

最近ものすごく困っていることがある。前から何度も書いているが、哺乳瓶を受け付けない…というところから、この暑い夏に水分を取れないという事態に発展していってる。

おっぱい以外のものを口にしないのだ。いろいろなマグを買ってみたが、どれも積極的に食いつかない。これから暑くなってくるのに、お茶を飲めないのは大変困りもの。

今日は保健センターのもよおしでベビーマッサージ的なものがあったので参加してみた。しかし、ものすごく暑いのに、エアコンを入れておらず、熱中症待った無しという感じであった。

てーたんはマグを受け付けないので、母乳をたくさん与えてみたが、水分不足がとても気になる。しかたなくそこにあった湯呑みでお茶を飲ませようと試みたところ、飲んだ……。

あんなに色んなマグやら飲み口やらを買ったのに、湯呑みで飲むのかい。あなた。まあ、ひとまず安心した。

お風呂で執拗に私の乳首を触ってくる。「ヤダ〜!」というと大爆笑する。

(次号に続く)

これまでの連載
第1回「私は生命を生み出してしまったのだと。ことの重大さに気づいた」
第2回「肉体的には限界だが、休むわけにはいくまい」
第3回「涙が出そう。すべての時間が赤ちゃんまみれ」
第4回「小さな腕に注射の管が刺さっている。私のバカ」
第5回「わからないことだらけで苦しい。どうして誰も傍にいてくれないの」
第6回「お腹の中でお星様になった子のこと」
第7回「どーでもいい細かいことがいちいち気になってしまう」
第8回「最高過ぎる実家暮らし。東京に帰るのがとても不安だ」
第9回「きっと、きっとどうにかなる。だってこんなに可愛いんだから」
第10回「汗疹がよくならない。もう何が正解なのやらわからない」
第11回「表現しがたいが、てーたんが回転するようになった」
第12回「離乳食はほとんど食べず、三角コーナー行き」
第13回「誰も言ってくれないけど、私、おつかれさま」

藤田あみい

イラストレーター・デザイナー・エッセイスト。
「無印良品の家」のウェブサイトで「ぜんぶ無印良品で暮らしています~三鷹の家大使の住まいレポート~」を執筆中。
2016年に同タイトルの本を出版。現在韓国語・台湾語に訳され、幅広い層の人へ向けて発信を行っている。
趣味はショッピング。夫と娘が生き甲斐。

「懺悔日記」読者へのメッセージ

妊娠・出産を得て、わたしは強迫性障害という病気になってしまいました。
強迫性障害を簡単に言うと「潔癖性」というようなものがわかりやすいと思います。
私の場合は潔癖ではなく、「『娘に障害があるのでは』という強迫観念が浮かんでくる。」というのが症状です。
愛する子供を育てていて、一瞬でも「この子に何かあったら」と不安を感じる人は少なくないと思います。
このブログはそんな気持ちのドツボにはまってしまった私の懺悔の日記です。
「ありのままを受け入れる」そこに至ることが難しい人に向けて、少しでも気が軽くなればいいなと思い書き連ねています。
藤田あみい

「懺悔日記」連載一覧