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藤田あみいの「懺悔日記」・12離乳食はほとんど食べず、三角コーナー行き【懺悔日記・12】

2017.03.14

妊娠出産を経て、深刻な産後うつに。
三年の月日をかけてようやく母親になった、わたしの懺悔の日記。

この連載は……

出産後、ある時期から深刻な産後うつ状態になったイラストレーター・藤田あみいさんが、3年間にわたる気持ちの揺れを克明に綴った日々の記録「懺悔日記」。その内容を、少しずつ公開していきます。


第12回・おおわらいの福の神

12

2014年6月3日 

今日は歯医者に行った。またてーたんに見られながらの治療となった。

帰宅後、てーたんはごろーんとしていた。左足もつかむようになった。気づいたのか、左足にも。

前にはまだ進めないが、おすわりも結構長い時間できるようになった。寝返りも沢山している。

寝返りからまた寝返りすることを寝返り返りとというそうだが、その技を交互に駆使して遊んでいる。なかなか目覚ましい成長を遂げている。

パパののっぴにお風呂場で水をバシャっとかけて、「いや〜」と言われると、心からの大爆笑をするようになった。

なんか今までと違う初めて見る大爆笑だった。最高の毎日だ。今日はお風呂上りにひとりでに寝た。

2014年6月6日

今日でてーたんが生まれて半年! 健康に大きくふくよかに育ってくれてありがとう。とても幸せだよ、てーたん。ありがとう。

何度言っても足りない。のっぴもてーたんにメロメロである。

離乳食はほとんど食べず、三角コーナー行き。

もうお皿によそったりせず、直に三角コーナーに捨てたらいいのではないかと思ったりもするが、いつか食べてくれるのでは……と淡い期待を込めて、一生懸命手作りをする。

なにか好きな食材が見つかる日がくるかもしれない。今が踏ん張りどきなのである。

それにしても体重はますます増えていくし、母乳をたくさん飲むので、意外と断乳すれば食べるのかもしれない。お腹がいっぱいの可能性は大いにある。

2014年6月14日

てーたん、歯が生えてきている。左の奥歯の手前の歯。ぽちって硬いものが。

そして気づくと夜中すっかり目が覚めなくなっている。ありがたい……かなりありがたい……。

今日から二回食にしてみた。両方全く食べずじまい。困ったね。

水分はコップでなら飲んでくれるようになったけれど、たくさん飲んでくれているのか不明。でも何も飲んでくれなかった時期もあるので、それを考えると良かったなあ。

今日、てーたんが泣いていた。まあいつものことなのだが。しかしちょっと違ったのが、わたしの顔を見て泣いていた。

抱き上げると笑った。なんか、すごい。目があうと知らない人でもニコニコビッグスマイルを炸裂させる。小悪魔なのか?

2014年6月25日

数日前からてーたんはすこしだけうつぶせの姿勢からお尻を浮かすようになった。ハイハイの兆しなのであろうか?

おいでおいでといってもこない。なんでだろう。もう一歩が踏み出せないのだなあ。

最近二回食とやらを始めたが、三角コーナーに捨てるものを作るのが二回に増えただけである。

育児って不安だらけだなあ。だけどてーたんはとてもかわいく、大好きが爆発しそう。幸せ。幸せ。

寝顔も可愛い。寝たらほっとするけど、気づいたらまたケータイで撮った写真を見てる。バカみたい。でも可愛い。そのくらいかわいい。

幸せになってほしい。自分の力で幸せを手に入れるまで、ずっとずっと支えてあげようと強く誓う夜である。

(次号に続く)

これまでの連載
第1回「私は生命を生み出してしまったのだと。ことの重大さに気づいた」
第2回「肉体的には限界だが、休むわけにはいくまい」
第3回「涙が出そう。すべての時間が赤ちゃんまみれ」
第4回「小さな腕に注射の管が刺さっている。私のバカ」
第5回「わからないことだらけで苦しい。どうして誰も傍にいてくれないの」
第6回「お腹の中でお星様になった子のこと」
第7回「どーでもいい細かいことがいちいち気になってしまう」
第8回「最高過ぎる実家暮らし。東京に帰るのがとても不安だ」
第9回「きっと、きっとどうにかなる。だってこんなに可愛いんだから」
第10回「汗疹がよくならない。もう何が正解なのやらわからない」
第11回「表現しがたいが、てーたんが回転するようになった」

藤田あみい

イラストレーター・デザイナー・エッセイスト。
「無印良品の家」のウェブサイトで「ぜんぶ無印良品で暮らしています~三鷹の家大使の住まいレポート~」を執筆中。
2016年に同タイトルの本を出版。現在韓国語・台湾語に訳され、幅広い層の人へ向けて発信を行っている。
趣味はショッピング。夫と娘が生き甲斐。

「懺悔日記」読者へのメッセージ

妊娠・出産を得て、わたしは強迫性障害という病気になってしまいました。
強迫性障害を簡単に言うと「潔癖性」というようなものがわかりやすいと思います。
私の場合は潔癖ではなく、「『娘に障害があるのでは』という強迫観念が浮かんでくる。」というのが症状です。
愛する子供を育てていて、一瞬でも「この子に何かあったら」と不安を感じる人は少なくないと思います。
このブログはそんな気持ちのドツボにはまってしまった私の懺悔の日記です。
「ありのままを受け入れる」そこに至ることが難しい人に向けて、少しでも気が軽くなればいいなと思い書き連ねています。
藤田あみい

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