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つるのパパ会・1つるの剛士さんの対談企画がスタート【第1回・NPO法人フローレンス代表理事・駒崎弘樹さん】

2017.03.22

働くパパに会ってきた!【つるののパパ会】01

イクメンという言葉 、どうして広まったの?

つるの剛士さんが、子育てや仕事をテーマに働くパパと対談する「つるののパパ会」。

第1回のお相手はNPO法人フローレンス代表の駒崎弘樹さん。二人は今回が初対面でしたが、「イクメン」という言葉にから、ママとの関係にまで話はおよび、対談は盛り上がりました!

イクメン以前、育児をする父親を指す言葉がなかった

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病児保育などの事業を展開するNPO法人フローレンス。対談はフローレンスの本社内で行われました。

つるの:12年前に一人目の子どもが生まれた頃に比べて、最近はずいぶん子育てしやすくなったと感じます。

駒崎:つるのさんみたいに、芸能人が子育てしていることをポジティブに発信してくださるのは、すごくうれしいですね。

つるの:でも、僕も発信しようと思って発信していたわけではないんですよね。家庭は大事だなと思い、そのことを発信していたら世の中が注目してくださっただけ。当時はイクメンという言葉もありませんでしたから。

イクメンが、パパたちの肩身を狭くしている?

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つるの:逆に、今ではイクメンという言葉にプレッシャーを感じるパパたちも多いのかなと思ってしまいます。僕も「イクメン」という言葉には違和感を覚え続けてきました。

駒崎:厚生労働省が2010年にイクメンプロジェクトを始めて、私もメンバーとして参加しました。その時はまだ育児をする父親を形容する言葉がなかったんです。今では、父親は育児をするものという認識もありますが、その頃は、父親に育児というタグは付いていませんでした。そういう時代だったんです。

つるの:僕が最初の育児休業をとったのが、2010年の1月〜2月でした。その後ですね、イクメンという言葉が出てきて……。

駒崎:確かに、カジュアルすぎる言葉だと思いましたが、まずは育児や家事をしたいんだけど、“育児=父親らしくない・男らしくない”と肩身が狭いと感じている人たちに、“育児する父親”というあり方を知ってもらう必要があったんです。その結果、その当時は1割程度だった「イクメン」の認知率は3年後に9割を超えました。

つるの:こういう言葉ができて、みんなが育児するようになったのなら、いいことですよね。

駒崎:
しかし、育児休業の取得率は最新の統計でも2.65%。理由は「職場には育児休業の制度はあるけど、風土がない」ことがわかりました。イクメンの次は上司を変えようと「イクボス」を流行らせようとしています。「イクメン・つるのさん」が特別扱いされないような時代にしなければなりませんね。

つるの:イクメン撲滅ですね(笑)。本当そうしましょう!

育児における夫婦の戦友化をふせぐ方法はある?

ところでお二人は、ママとの関係はいかがですか?

つるの:
それは、ラブラブですよ!

駒崎:その秘訣を教えてほしい! イクメンのジレンマというか、育児に関われば関わるほど、妻とは戦友みたいになっていくんですよ。「それやって」「OK」「あれは?」「大丈夫!」みたいな、育児に立ち向かう同僚みたいになって、ラブラブ♡ という感じが薄れちゃうんです。

育児に関わるほど、妻とは戦友のようになってしまって

つるの:僕は妻が大好きだから、そう言葉にして伝えるんです。

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駒崎:なるほど〜。「好き」を出すって大事なんですね。だんだん出しづらくなってくるから。

つるの:え、なんで?

駒崎:
負けちゃうんですよ。

つるの:負けるって何に?

駒崎:
〝戦友〞という空気に(笑)。

つるの:
逆にウチは戦友になれていないのかも! 僕が何か手伝えば、妻は「ありがとう」って言ってくれる段階なので。当たり前に育児をこなすフォーメーションはつくれていないですね。

駒崎:フォーメーションをつくりながらも、子どもを寝かせた後にお茶でも飲もうかってなればいいんですけど、子どもと一緒に寝落ちしてしまう……。

つるの:ウチは夫婦で話す時間を絶対にとるようにしています。二人で話すのって楽しいでしょ。子どもが増えてくるとどんどんそういう時間がなくなりますからね。すると、少なくなった二人の時間の質が高まるんです。

駒崎:なるほど〜。

つるの:わざわざお店を調べて、二人でランチに行くんです。会話は少ないかもしれないけど、そんな時間が有意義だったりするし、楽しいですね。

駒崎:楽しい空気をつるのさんが出しているんですよね。それが自分には足りないと思いました……。「好きだ」とか「楽しい」とか臆することなく言わないと。今日から試してみます(笑)。

【対談を終えて】
今回の“つるの声”・・・「イクメン撲滅!」

好きな人と結婚して、その人との子どもを生むというのは、人間として普通の営みで、父親が子育てするのだって当たり前。イクメンという言葉がなくなって、その当たり前が早く訪れますように!


[今回お話を聞いた人] 駒崎弘樹さん
こまざき・ひろき〇認定NPO法人フローレンス代表理事・二児の父。

つるの剛士さん
つるの・たけし〇タレント・二男三女の父。2016年に第五子・絢斗(あやと)くん誕生。その際取得した1カ月間の育児休業を綴ったインスタグラムの投稿が話題に。「Hanakoパパ」本誌のスーパーバイザーも務める。

 
写真〇森山祐子 スタイリスト〇佐藤慶明(go ahead)/つるのさん 編集・文〇村田智博(TAPE) 衣装協力〇KINGLY MASK (Tel.03-3423-3323)
(Hanakoパパ創刊号より)