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つるのパパ会・4世のパパたちにもマネしてほしい。育休の新しい取り方【つるの剛士×青野慶久】

2017.06.14

働くパパに会ってきた!【つるののパパ会】04

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今回の「つるののパパ会」のお相手は、サイボウズ株式会社 代表取締役の青野慶久さん。

青野さんも、つるのさんと同じように育児休業を取得したパパということで、それぞれの育休の取り方、育休中の学びなどについて大いに語っていただきました!

出産直後に、まとめて取るだけが育休じゃない!
サイボウズ青野社長のちょっと変わった育休の取り方

つるの:青野さんは3回「育休」を取られていると聞きました。最初はいつ頃ですか?

青野:子どもが7歳、5歳、2歳なんですけど、初めて取ったのは第1子の7年前です。

つるの:僕と同じぐらいですね。うちは子どもが中2、小6、小4、小2、9カ月で、第4子の時に最初の育休ということで仕事を休んだんです。当時は仕事が忙しすぎて家庭のことに全然関われていなかったから。

青野:僕はつるのさんみたいにちゃんとした理由じゃないんです。最初は、注目されつつある男性の育休を取ったらマスコミが取材に来て会社の名前が売れるぞ、と下心バリバリ(笑)。あまり深く考えず、8月に2週間だけ取ったんですよ。どう考えても夏休みですよね。育休って呼ぶなよ、と怒られそうなレベルで。でも、子どもとの生活が大変だということはよくわかりました。

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つるの:実際に経験するとわかること、たくさんありますよね。

青野:はい。そこから手伝うレベルでは続けていたのですが、第2子が生まれて、その子が病気を持っていたことで家庭が激震しまして。妻も参ってしまって、仕事をさし置いても家庭を守らないといけないと強く思い、そこからスイッチが入ったかもしれないです。その時は、毎週水曜日を半年間休むという変則的な取り方をしました。

つるの:へぇ、おもしろいですね。確かに連続で休む必要はないですもんね。

青野:そうなんですよ。子どもはどんどん成長して状況も変わっていくので、それに合わせて育休のとり方を変えてもいいんじゃないかなと。生まれた直後に、まとめて取るだけが育休じゃないと思うんですよね。


つるの:
うんうん。やっぱりパパの育休って、いざ取るとなると会社でものすごく肩身が狭いって聞くじゃないですか。青野さんみたいな形はアリだなぁ。ぜひ世のパパたちにも真似してほしいですね。

青野:
第3子の時は、16時退社を半年間続けたんですよ。これが妻には評判がよくてですね。16時に退社して私が上2人の保育園のお迎えに行くんです。妻は家で赤ちゃんと待っていればいいという。

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つるの:
送り迎え、一番大変ですもんね。子どもが増えれば増えるほど!

青野:どちらかと言うと、3人目のためではなく、上2人の相手を16時以降は僕ができるようにと時短勤務にしたんです。これは第1子だとありえないケースで、やはり状況に合わせて育休のとり方も変えられるようにするのがベストですよね。

この「社長の16時退社」は、実はサイボウズの社内でも好評で。それこそ、時短勤務中のママさん社員が帰りやすいとか、大事な会議がすべて16時前に終わるから時短勤務でも出席できる、ということが起きて、社内の雰囲気が変わりましたね。

つるの:育休や時短勤務が気兼ねなくできるっていい会社だなぁ。

さまざまな形で育休を取ってみて、改めて育児や子どもとの生活で感じたことはありますか?

青野:やっぱり大変ですよね。イヤイヤ期なんて、ゴジラみたい(笑)。牛乳ほしいって言うからコップに入れたらイヤー!と泣き出したりして。何が悪かったんだろう、と振り回されっぱなしですよね。

つるの:ほんとわけわかんないですよね!

青野:つるのさんの育休について綴ったブログ「一ヶ月の家庭休業(育休)を終えて。」も読ませていただいて、あるある!の連続でした。子どものプリントが机に山積みとか、冷蔵庫のマグネットが限界とか(笑)。

つるの:ママさんたちは毎日感じていることだと思うんですけど、僕にはすべてが新鮮で。気づいたことをメモしようと思ったら、メモだらけになったんです。赤ちゃんとの生活というものを、強く実感できただけでも育休を取ってよかったかなと思いますね。

育休を取ったパパ同士だからこそ、共感できる部分が満載だったお二人。青野さんの「毎週水曜日休み」「毎日16時退社」など、形式にとらわれない育休の取り方は、世のパパの参考にもなるのではないでしょうか。

次回は、引き続きつるのさんとサイボウズの青野社長が、「子どもに勉強しろって言う?言わない?」という親にとって頭のイタイ問題について、それぞれの思いを語り尽くします!


[今回お話を聞いた人]
青野慶久さん
あおの・よしひさ○サイボウズ株式会社 代表取締役。1971年生まれ。三児の父。上場企業の社長でありながら3度の育休を取得しており、育児に積極的な社長として知られる。

つるの剛士さん
つるの・たけし〇タレント・二男三女の父。16年に第五子となる次男・絢斗(あやと)くんが誕生。その際に取得した1カ月間の育児休業の様子を綴ったインスタグラムの投稿が話題に。

これまでの連載
会社や業界のせいにしない。つるの剛士さんと駒崎弘樹さんに聞く「育休」の取り方
つるの剛士さんと駒崎弘樹さんが考える、待機児童解決の方法
「イクメンという言葉 、どうして広まったの?」【NPO法人フローレンス代表 駒崎弘樹さん】

 
写真〇土佐麻理子 編集・文〇村田智博(TAPE)