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つるのパパ会・7将来、チャレンジできる人間になるために、親ができること【つるの剛士×青野慶久】

2017.06.17

働くパパに会ってきた!【つるののパパ会】07

サイボウズ株式会社 代表取締役の青野慶久さんを迎えて送る「つるののパパ会」も今回が最終回。

親として子どもの将来にどう関わればいいのか。そんな少し難しいテーマを、お2人の実体験を交えて語っていただきます。

能力は掛け算する時代!
オリジナリティある生き方を、親が後押しできるといい

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つるの:少し前まで藤沢で絵の個展をしていたんです。そこに小学校の頃に描いた絵も並べていて。

青野:え!? 小学校の時の絵を親御さんが取っていてくれたということですか?

つるの:そうなんです。しかも、授業中やテスト中に描いた絵(笑)。小4の時にテストの答えが全然分からなくて、風景の絵を描いたら先生がはなまるを描いてくれて100点をもらったんです!それで勉強しないで絵を描いてていいんだって勘違いしちゃって(笑)

青野:それはすごい!! その先生の受け入れる力、素晴らしいですね。

つるの:毎日絵を描いていて、中には『つるちゃんマン』っていう漫画もありました。好きな女の子をつるちゃんマンが助けに行くという、好きな子のために描いた何てことないマンガなんですけど。でも、大人になってウルトラマンになれたからよかったかな(笑)。

青野:あはは! つるのさんおもしろいなぁ。やっぱり普通じゃない。すごくオリジナリティの高い人生ですよね。それって21世紀型だなと僕は思うんですよね。AIもこれだけ発達してきた中で、ちょっと勉強ができるぐらいじゃ意味がない。

つるの:将棋も負けちゃいますしね…。

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青野:僕はもう勉強や知識を蓄えることはあまり意味がないと思っていて。分からなければググればいいわけで、いかに自分のスペシャルなものを持つかが大事だと思いますね。

つるの:僕、将棋も好きで今3段なんですよ。NHKの大盤解説もやらせてもらえるようになって。

青野:僕も学生時代に囲碁将棋部だったんですけど、3段はかなりすごい! 普通では負けないですよね。つるのさんはいっぱい掛け算できる能力を持っているんですね。

いろいろなことに興味があると、どれも中途半端って言われてしまいがちですけど、それって実は違って、掛け算すると大きな力になりますよね。サイボウズにも農業をしている社員がいて、農業×ITだったら彼は誰にも負けないんです。

つるの:そう考えると何でもトライさせてくれた両親には感謝ですね。あと、絵にはなまる100点をくれた先生にも。

青野:親ができることってまさにそこかなと思いますね。子どもが好きでやったことを、それでいいよと、後押ししてあげること。つるのさんの絵のように、はなまるをつけてあげるような後押しができると、子どもは安心して前に進めますよね。

つるの:確かに、僕自身、両親に安心感をもらっていた気がします、父ちゃんと母ちゃんの子だから大丈夫っていう根拠のない自信と安心感。

青野:それって大切で、安心感のある人の方がチャレンジできるんですよ。会社でも、起業する人は勇気がある人と思われがちですが、楽観的で何とかなるでしょ、という人のほうが実は多いんです。

つるの:僕もそれあるなぁ。基本的に、何とかなるっしょと思ってます。

青野:やっぱりつるのさんはすごいなぁ。子どもたちにも、つるのさんみたいに掛け算できる力をたくさん持てるように後押ししていきたいですね。

つるの:青野さんに言われると、また根拠のない自信がふつふつと(笑)。僕も子どもたちには恐れずにチャレンジできる人間になってほしいです!

勉強だけじゃない、大切なことを教えてくれたつるのさんの実体験と、青野さんが思う親としての子どもへの関わり方。親としてとても考えさせられますね…。勉強になりました!


[今回お話を聞いた人]
青野慶久さん
あおの・よしひさ○サイボウズ株式会社 代表取締役。1971年生まれ。三児の父。上場企業の社長でありながら3度の育休を取得しており、育児に積極的な社長として知られる。

つるの剛士さん
つるの・たけし〇タレント・二男三女の父。16年に第五子となる次男・絢斗(あやと)くんが誕生。その際に取得した1カ月間の育児休業の様子を綴ったインスタグラムの投稿が話題に。

これまでの連載
会社や業界のせいにしない。つるの剛士さんと駒崎弘樹さんに聞く「育休」の取り方
つるの剛士さんと駒崎弘樹さんが考える、待機児童解決の方法
「イクメンという言葉 、どうして広まったの?」【NPO法人フローレンス代表 駒崎弘樹さん】

 
写真〇土佐麻理子 編集・文〇村田智博(TAPE)