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子どもを近視から守るために。1日2時間続けたいこと

2017.08.01

子どもを近視から守ろう! 1日2時間は屋外遊びを!

kinshi

テレビやゲーム、スマートフォンなどに幼い頃から接触するいま、子どもの近視はどの家庭でも気になるもの。

そこで近視研究会が行った、「【眼育を学ぼう】こどもの眼の成長を考えた夏休みの過ごし方セミナー」の内容を一部ご紹介。子どもの近視を防ぐポイントをチェックしておきましょう!

子どもの健康で親が気になるのは?

普段、子どもの健康で最も気にしていることは何ですか? 南青山アイクリニックが2017年6月に小中学生のママたちを対象に行ったアンケート調査では、子どもの健康について気になることの第1位が「虫歯・歯並び」で42.8%。そして第2位が「視力」で32.3%という結果に。

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出典:「子どもの視力に関する意識調査」南青山アイクリニック ※監修: 坪田一男・鳥居秀成
2017年6月16日~6月19日 インターネット調査 20代~40代 小学生から中学生までのお子様を持つ、母親400 名 (小学校低学年、中学年、高学年、中学生。各世代 100 名)

確かにまだ学校に上がらないうちは虫歯のほうが気になるものの、将来のことを考えて、近視になってしまうリスクは早くから想定しておきたいものです。

いま、世界的に近視の人が増えている中、日本でも小学生の約3人に1人が視力0.1以下になっているのだそう。中学生になるとさらに増え、約5人に1人に!

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出典:文部科学省 学校保健統計調査 平成28年度

「でも、近視は遺伝だから」「大人になれば進行は止まるのでは?」と思っているなら要注意。近年の研究では、遺伝だけでなく、環境によるものも大きいことが分かっているそう。そして国内の失明の約7.8%が「強度近視」によるものなのだそうなのです。

屋外活動が近視抑制! ポイントは「バイオレットライト」

本セミナーを主催した、近視研究会の慶応義塾大学医学部眼科学教室 坪田一男教授によれば、子どもに1日2時間以上の外遊びをさせると、近視を抑制することが研究で分かったといいます。

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「両親が近視で屋外活動が短い子ども」と「両親が近視で屋外活動が長い子ども」を比較した結果、屋外活動が長い子どものほうが、近視発症率が低かった。

なぜ外遊びがいいのでしょうか? その答えは、運動量が増えることでもなく、遠く見る機会が増えることでもなく、太陽光に含まれる「バイオレットライト」にあるのだそう。

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バイオレットライトとは、可視光線の中でも波長が最も短い、紫色の光のこと。太陽光に豊富に含まれているそうで、近視進行抑制に関与していることが、研究で分かってきたそうです。

1日2時間、外遊びを取り入れよう!

そこで、子どもを持つ親たちへ、子どもたちを近視から守るために「1日2時間、屋外の活動を心がける」よう呼びかけられました。

とはいえ、夏は紫外線や熱中症も気になります。そこで近視研究会として、次のアドバイスがありました。

・朝の涼しい時間を活用して、屋外活動をしよう!
・日差しが入る時間帯には、できるだけ窓を開けて、自然光を取り入れよう!
・日陰でもOK! 夏季の直射日光は熱中症を招くほか、肌へのダメージもあるので、帽子をかぶる、日陰を選ぶなどと共に、水分補給なども十分に注意しよう!

虫歯に比べると予防しにくいイメージがあるかもしれませんが、これからは、子どもの近視をしっかり予防する、という意識を持ったほうがよさそうです。

取材・文〇石原 亜香利