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先生おしえて!親子の休暇が増える?「キッズウィーク」というアイディア

2017.08.02

気になってはいるけれど、実のところよく分かってない……。そんなアレコレを、専門家の先生に教えてもらいましょう! 今回は「社会科」。政治ジャーナリストの細川珠生さんにうかがいます。

「キッズウィーク」、子どもの視点が欠けているのでは?

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いま、政府が力をいれている「働き方改革」。働くママたちを悩ます長時間労働が、少しずつでも解消される機運ができたことはよいこと。次は、「休み方改革」に取り組むのだそうです。

いま国が考えているのは、有給休暇取得率の向上と、新たに「キッズウィーク」を作るということのようです。

有給休暇の取得率を上げることはよいとして「え、何?キッズウィークって」とちょっと唐突な感じがしますね。

概要は、子どもの夏休みを少し(1週間くらい)短縮し、その分を秋などに時期をずらし、親子そろって休暇を取るようにするというもの。

「働き方改革」と同じく、これから国に会議を設けて検討されます。狙いは、「親子のコミュニケーション」と旅行などによる経済効果だそうです。

子どもの休みと自分の仕事とのやりくりは至難の業。夏休み期間が短縮されることは有難いという考え方もあるのかもしれませんが、ここ近年の夏の暑さを考えると、短縮してしまうのは、親の都合と感じてなりません。

それより、国が目指そうとしている有給休暇の取得を、夏休みに集中して行うようにすれば良いのではないでしょうか。子どもと過ごす時間も増えることになります。

学齢期に達すると、秋に学校行事が集中し、中学以上になれば定期テストや部活動など、兄弟姉妹がいれば、全員の予定を合わせ、1週間休みにすることなど、現実としては不可能です。

子どもは予想以上に忙しく、親の仕事の都合と合わせるのは、もっと大変。また、そもそも国が経済効果を期待するように、遊びに行くのだって、お金がかかること。

本来、所得が増えて安定することが同時に必要です。確かに、働き過ぎと言われる日本人、休みづらい職場の雰囲気を変えるために、大胆な方法が必要なことも事実ですが、子どものいる家庭の実情を踏まえて、「子どもファースト」の休み方改革であってほしいと思っています。

[ 教えてくれた人 ] 細川珠生さん
政治ジャーナリスト。ラジオ日本『細川珠生のモーニングトーク』に出演中。元品川区教育委員長。星槎大学非常勤講師。千葉工業大学理事。中学生男子の母。「中学生になった息子。足のサイズはとっくに抜かされていたけど、いよいよ身長も抜かされそう」
(Hanakoママ 53号より)

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