働くママのウェブマガジン

Mama子育てママを元気にするコラム&トピックス

マネー特集 その4急な出費に備えるために。普通預金にはいくら入れておくべき?

2016.02.12

特集「共働き家庭のお金のはなし」その4 誌上カウンセリング

共働き家庭のお金について、これまでの話から理想の家計の姿が見えてきました。ケーススタディで、それぞれの家庭の課題をクリアにしていきます。カウンセリング、Aさんファミリーの場合は、普通預金口座の考え方について。

貯めることはできるが、手軽に下ろせるので、つい大型家電の購入などで使ってしまいます……。

Aさんファミリーの場合
夫:26歳(正社員)妻:24歳(正社員・時短勤務)子供:1人(長女1歳6カ月)

収入
月45万円(夫35万円/妻10万円)ボーナス別

支出
住居費(賃貸・駐車場代込) 9万5000円
水道光熱費 1万8000円
通信費 2万3000円
食費(外食1万円含む) 5万3000円
保険料 3万7000円
教育費 4万5000円
生活費 3万1000円
夫婦のお小遣い(車のガソリン代含む) 3万円
医療費(2~3カ月に1回・3000円)
支出計 約33万円
貯蓄 10万5000~15万円※子ども貯金5000円含む

家電の購入は、必要経費。貯金は普通預金で正解です。

money09

Aさん(以下:A) 普通預金に貯蓄しているのですが、以前、家電購入のために下ろしてゼロ円に。ある程度また貯めたのですが、何かあったら簡単に引き出してしまいそう。こんな貯め方で大丈夫?

加藤 はい、安心してもいいと思いますよ。家電購入は必要経費と考えるべきで、家計の収支を見ても無駄使いはなさそう。逆にお小遣いをひとり1万5000円でやりくりしているのはお見事です。

A ありがとうございます(笑)。

加藤 当面は、生活費1年分を普通預金で貯めること。すでに実行されている先取り貯蓄を給料天引きで行いましょう。

A 生活費の貯蓄がクリアできたら、次はどうすればよいでしょうか。

加藤 教育費と、将来的にはマイホームをご希望なので頭金を貯めましょう。具体的な貯蓄方法ですが、10万円のうち、単に半分ずつを教育費と持ち家購入の頭金に分けて預金するのではなく、一部を会社持ち株や財形、個人年金など、手軽で少しでも利率のよいものにするのがおすすめです。まずはひとつずつ、1万円程度から始めてみましょう。慣れてきたら、また新しいものに1万円と、徐々に広げていくのが安全で初心者でも無理なくできる方法です。

A 持ち株は来年から買うつもりでしたので、いっそうやる気になりました。

加藤 また、昨年入られた変額型の終身保険は、教育費と家の購入資金も兼ねているとのこと。正しい選択だと思います。

A 満期になったら、何に使うか、または使わないで置いておくか、その時の状況を見て判断しようと思っています。

加藤 それがいいですね。また、月10万円の貯金を教育費とマイホーム購入資金だけに絞るのではなく、一部を趣味や娯楽の軍資金に充てるのもいいと思います。旅行やデパートでの買い物などに、ご興味はありますか?

A 旅行は定期的に行きたいと思っていますし、買い物も好きですね。

加藤 旅行会社や航空会社などがやっている「旅行積立」と、各百貨店による「デパート積立」があります。どちらも利率が年利換算で2%以上と高いですから、よく利用する人はおすすめですよ。

A どちらも知らなかったです! 利率の高さにびっくり。そこで貯めたお金は、必ず旅行やデパートでの買い物に使わなければいけないですよね?

加藤 はい。使途を限定しているぶん、利率が良いのですね。デパート積立なら、毎月5000円程度からできるので今から始めてみても。マイホームの家具等はこれで購入するのもアリです。

A 検討しようと思います! 持ち家はもちろんなのですが、今の家が手狭で。2人目の子どもも視野に入れると、近いうちに住み替えを考えたいのですが、家賃はいくらが適正でしょうか。

加藤 いまの家賃プラス3万円の12万円程度までなら、問題はなさそうです。お2人目をご希望とのことですが、奥さまは医療保険に入られていませんよね?

A はい。1人目でとくに問題もなかったので、いまに至っています。

加藤 妊娠してからだと条件が悪くなったり、入りにくくなります。切迫流産など妊娠は予期せぬ事態がつきもの。できるだけ早めの加入がおすすめです。月2000円前後から見つかると思います。

A さっそく調べてみます!

Aさんへのアドバイス
・まずは普通預金で200万(生活費1年分)を目標に。
・持ち株や自動積み立てなど、少しでも利率のよいものをひとつずつ。
・2人目を希望なら、すぐにでも妻の医療保険加入を。

カウンセリングを終えて
普通預金でいいのか不安が大きかったのですが、先生に大丈夫、順調と言われて安心したのと同時に、自信がわきました。具体的な貯蓄額や方法を示してくださったので、今後の見通しが立ちました。まずは生活費と並行して、車の買い替え費用と旅行用に各々貯金しようと思います。
[教えてくれた人]
加藤梨里先生 CFP(R)(ファイナンシャル・プランナー)マネーステップ オフィス株式会社
自身も3 歳女子を育てる働くママ。読者目線で、共働き家庭にひそむお金の問題をクリアに、わかりやすく解説! 
http://moneystep.co/
 
イラスト〇すやまゆうか 取材・文〇伊藤順子
(Hanakoママ36号より)

こちらも読んで♪
マネー特集 その1「共働き家庭はお金が貯まりにくい、は本当?
マネー特集 その2「毎月の外食費。生活費の何%までが許容範囲?
マネー特集 その3「収入と支出が同額で、自転車操業。お金を貯めるには?
マネー特集 その5「教育費と、繰り上げ返済と、老後の資金。優先順位は?