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子どもと行く映画想像力をかきたてられる。動物たちが暮らす楽園

2016.04.22

CMを見てずっと気になっていた『ズートピア』、試写会で観てきました。

違う動物たちが共生するために必要なこと

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「ズートピア」は、動物が人間のように暮らす文明社会。肉食動物が草食動物を襲っていたのは、遠い遠い昔の時代の話。いまや、肉食・草食の違いやサイズの違いがあっても、お互いを尊重し合って生きています。

小動物としてはじめて警官の試験に合格したウサギのジュディは、希望を胸に、田舎から都会のズートピアにやってきます。より良い社会を作りたい、と理想に燃える彼女ですが、カラダの大きな動物の上司や同僚たちは小さなウサギのことなど相手にもせず、交通違反の取り締まりの仕事しか任せてもらえない。そんな彼女がある事件に関わることになります。

ちょっとサスペンス風の展開もあって、大人も引きこまれるストーリー。そして、いろいろ考えさせられることがありました。

たとえば、ひとりの動物として見られる前に「この動物はこういう性質だから」と決めつけられてしまう哀しさや、逆に、偏見なく接しているつもりでも、知らず知らずのうちに相手を「こういう性質」と決めつけている怖さ。表向きは自由で平等、とうたいつつも、自分と違う相手に対しては結局、偏見を持ってしまう。なんだか人間社会にも通じることだなあ、と思って、ハッとさせられました。

小さな子どもにはちょっと難しいかな、と思う部分もありましたが、小さなカラダで、何があっても諦めずに頑張るジュディにはすぐに感情移入できると思います。

ZOOTOPIA – Pictured: Judy Hopps. ©2016 Disney. All Rights Reserved.

ジオラマがあったらずっと見ていたい「ズートピア」という場所

この映画、子どもにぜひ見せたい!と思ったのは、「ズートピア」という場所そのもの。

ズートピアは、いろんな動物たちが暮らしやすいように、砂漠もあればジャングルも、氷河のゾーンもある。また、小さい動物が暮らしやすいように、塀で囲まれた小動物限定のエリアもある。そのいろんなエリアから構成される都市そのものが、見ていてワクワクしました。

冒頭、ジュディが故郷の田舎町から列車でズートピアに入ってくるシーンでは、動物たちがそれぞれの地域に暮らす様子をダイジェストで紹介します。氷河の中を氷に乗って通勤したり、熱帯雨林の中を傘をさして歩いたり。何気ないシーンですが、彼らの暮らしについて想像力をかきたてられます。

大人の自分でもズートピア全体のジオラマがあったら、ずっと飽きずに見ていられる。架空のはずなのにすごくリアリティがあるんですよね。

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列車の乗降口が、大きい動物用、中くらいの、小さい動物、と3つに分かれていたり、小さなはずのジュディが小動物の街では巨大化して見えたり。サイズが違う生きものが共存するってこういうこと、というのも架空なのにリアル。そんな細かい設定も、子ども心をくすぐりそう。

ジュディのかわいらしさとモフモフッとした毛並みもたまりません。私は字幕版で観ましたが、吹き替え版のジュディの声が、上戸彩さん、というのもイメージにぴったりで期待大!です。


『ズートピア』
http://www.disney.co.jp/movie/zootopia.html
製作総指揮:ジョン・ラセター
監督:バイロン・ハワード、リッチ・ムーア
4月23日よりロードショー
©2016 Disney. All Rights Reserved.