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編集部の取材エピソード小学校低学年までがポイント。虫歯になりにくい子どもの共通点

2016.06.19

今月の012は「じょうずに噛む子に育てるには?」。小児歯科専門医の坂部潤先生のお話のなかで印象に残ったのが「子どもの口のなかのこと(噛みかた)をママがコントロールするのは非常に難しい」ということでした。考えてみれば当たり前のことですが、コントロールしたくなるんですよね、「噛め、噛め」と。

我が家ではいまでも大きな子どもに「もっとよく噛みなさい。すぐ飲み込むともったいないッ」とうるさく言って、険悪な雰囲気になることも。私自身、せっかちでゆっくり噛むのは苦手なのだけど、自分のことは棚の上!

さて、そんな取材中、気になる子どもの泣き声が……。訪れていたのは坂部先生が運営する『KID’s DENTAL(麻布)』で、別室ではほかの先生による診療中でした。実は、子ども向けの歯医者さん(小児歯科専門医)というと、子どもを泣かせないで治療するのが上手というイメージを勝手に膨らませていた私。いったいどんなテクニックがあるのか聞いてみたいと思っていました。ところが、そんな想像に反して泣き声は激しさを増すいっぽう。思い切って「すごい声ですね」と話を向けると、「泣いているね。虫歯の治療かな」と、先生は平然。

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「泣くんですか」と、いぶかしがる私。
「もちろん泣きますよ。あの子はまだ2歳くらいで歯医者にも慣れていませんからね。でも、たとえば子どもが交通事故でケガをしたとき、泣くから治療しないということはありえませんよね。歯も同じで、虫歯があればどんなに泣いても治療します」と、キッパリ。

日本の大学病院の小児歯科と同じスタイルで、ときには小さな子どもをおさえつけて治療することもあり、「こんな先生だと思わなかった」と憤慨して帰ってしまうママもいるとか。

「子どもを泣かせないで治療するのがいい先生と思っている人もいますが、泣いても暴れてもきちんと治療するのが歯科医の役目。小児歯科専門医は子どもを安全に治療する技術を持っているので心配はいりません」。

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坂部先生の『KID’s DENTAL』は子どもが喜ぶポップな空間で、待合室には絵本やおもちゃが充実、診察中には好きなDVDを観ることもでき、大人の歯科医院のようなこわーい緊張感はゼロ。それでも虫歯治療は修羅場。やはり予防あるのみ‼ と改めて悟ったのでした。

小学校低学年ごろまで虫歯のない状態が続くと、その後、特に男の子は親のいうことを聞かなくなって歯磨きもいい加減になりやすいけれど、意外と虫歯になりにくいという実感があるとか。逆に、毎日磨いているつもりでも、磨きかたに問題があったり、甘いものを頻繁に食べていると虫歯に。いずれにしても、早い時期に正しい磨き方(仕上げ磨き)の指導を受けておくと安心。検診だけであれば、虫歯治療とは違って泣かないで診せてくれる子が多いそうです。
(*日本小児歯科学会認定専門医はこちらでチェック) 

石毛 幸子(いしげ・さちこ)

『Hanakoママ』では0~2歳向けの「0・1・2(オイッチニー)」を担当。2匹のネコが家族に仲間入りし、メロメロの毎日です。かわいいけれどガマン大会のこともしばしばで、ふと子育てと重ね合わせて懐かしく思い出すことも。