72時間以上も!難産対策として妊娠中に心掛けたいことを紹介
お産は人それぞれで、「こうすれば安産」「こうしなければ難産になる」というような法則は存在しません。ただ、できれば難産は避けたいところ。
そこで今回は、何時間以上が難産になるのか、難産にならないための対策をあわせて紹介します。
出産平均時間
一般的に出産時間は、陣痛~胎盤を取り出すまでにかかる時間のことを指します。 初産婦、経産婦のそれぞれの出産平均時間は以下の通りです。
- 初産婦…平均11~15時間
- 経産婦…平均6~8時間
経産婦の方が、出産のスピードが早くなると言われています。理由は、初産婦に比べて子宮口が開きやすいから。そのため、陣痛時間が短い=出産時間も短めになる傾向があります。
難産は何時間から?
どのくらいお産に時間がかかれば、難産といわれるのでしょうか。初産婦と経産婦、それぞれについて見ていきましょう。
初産婦は30時間以上
子宮口が開きにくいといわれている初産婦の場合、30時間以上になると難産と判断されるようです。陣痛が始まってから30時間なので、産婦はかなり体力を消耗していることが想像されます。
お産は産婦と胎児、両方の様子を確認しながら進めるため、もしどちらかにでも異常があれば緊急措置をとることもあり得るでしょう。
経産婦は15時間以上
経産婦の場合は、陣痛開始から15時間以上経過したら難産と判断されます。1人目のお産がすんなりいったからといって2人目、3人目も安産とは限りません。油断せずに妊娠生活から準備をしておきましょう。
難産ならないために妊娠中に心掛けること
絶対に、難産にならない魔法の方法はありません。ただ、妊娠中の過ごし方によってはリスクを下げることはできるでしょう。
運動
出産時に十分な力でいきむには、体力と筋力が必要です。十分にいきめなかった場合、微弱陣痛に繋がり、分娩時間が長引くことで難産になる可能性があります。
妊娠中に運動を行うことは体重管理だけでなく、スムーズに出産するための体力づくりという意味もあるのです。流産や早産の心配がない場合は、積極的に運動を行うようにしましょう。
食事・体調管理
妊娠中の太りすぎにより産道に脂肪がつくと、胎児がスムーズに出てこられなくなり母子とともに危険な状態に陥ることがあります。また、産道が傷つきやすいため、分娩時の出血量も増える傾向にあるなど、悪影響が。
食事は高カロリー食を控えめに、塩分・糖分やの取りすぎないように気を付けましょう。毎日体重計に乗ることも太りすぎ防止に有効的ですよ。
ストレス解消
出産に対して過度なストレスや恐怖心を抱いていると、陣痛の痛みを強く感じてしまう過強陣痛を起こす可能性が高くなります。また、力の入りすぎにより産道を狭めてしまうことも。
妊娠中でも飲めるハーブティーを楽しんだり、感動ストーリーを読んで思いっきり泣いたりしてストレスを溜めない工夫をしましょう。
最長72時間?!出産時間は人によって違う
出産の時間は人それぞれです。なかには、72時間以上かけて出産したという報告もあります。想像しただけで冷汗が出そうですが、先述の通り、これをすれば絶対に難産にならないという方法は存在しません。
妊娠中にできることは、適度な運動で体力をつけ、健康的な食事で体重管理を行い、ストレスを溜めないようこと。
やれることをやりきったら、あとは自然の流れに身を任せるくらいの気持ちでリラックスしてお産に臨みましょう!