陣痛から出産までどのくらいの時間がかかる?かかる時間や流れを紹介
初めての出産であれば、陣痛から出産までどのくらいの時間がかかるのだろう、と不安を覚える人は多いのではないでしょうか。個人差はあるものの、あらかじめ一般的な出産の流れを知っておくと安心です。
そこで本記事では、まず出産のはじまりを教えてくれる、おしるし・陣痛・破水の3つについて、どのようなサインなのかを紹介します。次に、入院してから出産までの流れを紹介するので参考にしてくださいね。
出産のはじまりを教えてくれる3つのサイン
出産のはじまりを教えてくれるのは、おしるし・陣痛・破水の3つのサイン。どのようなサインがきても、あわてないことが大切です。
おしるし・陣痛・破水の3つ
おしるしとは、血液が混じったおりもののことです。色は茶色からピンク色とさまざまで、量もほんの少し下着につくくらいから月経の終わりくらいと個人差があります。おしるしがあると、数時間から数日以内に出産がはじまります。
陣痛とは、子宮の外に赤ちゃんを押し出すために起こる子宮収縮のこと。収縮に合わせて痛みと休みが交互にやってきます。痛みの間隔が10分間隔になったらいよいよ出産です。この段階で病院に連絡を入れます。
破水とは、赤ちゃんを包む卵膜が破れて羊水が流れ出ることです。一般的に、破水より陣痛が先にきますが、人によっては破水が先に起こることも。
破水すると、赤ちゃんが細菌感染をする可能性があるため、急いで病院に連絡をしましょう。
入院してから出産するまでの流れ
先述したようなサインがあらわれたら、いよいよ出産のはじまりです。ここでは、陣痛から出産までの流れを紹介しましょう。
時間のかかる分娩第1期(陣痛)
子宮口が全開(10cmくらい)になるまでの間を、分娩第1期と呼びます。初産婦では子宮口がなかなか開かず、長い時間かかることも。分娩第1期の平均的な時間は、初産婦では10〜12時間ほど、経産婦では4〜6時間ほどです。
しかしながら、かかる時間も痛みの感じ方も人によって異なります。子宮口が全開になったら、分娩台に移動して出産です。
赤ちゃんが誕生する分娩第2期(出産)
子宮口が全開してから、赤ちゃんが生まれるまでの間を分娩第2期といいます。初産婦で1〜2時間ほど、経産婦では30分〜1時間ほどです。陣痛もひんぱんに起こり痛みも強くなりますが、赤ちゃんとの対面までもうすぐでしょう。
胎盤を娩出する分娩第3期(後産期)
赤ちゃんが誕生してから、胎盤や卵膜などを取り出すまでの間を分娩第3期といいます。平均所要時間は10〜15分ほどです。経産婦のほうが子宮を戻そうとする力が強いため、再度、子宮収縮が起こり痛みを感じます。
体を休ませる分娩第4期
最後の分娩第4期は、ママの体を休ませる時間です。その間、赤ちゃんは体を洗ってもらったり体重や身長を測ってもらったりします。
陣痛から出産の流れを事前に知っておけば安心
初産婦は、初めてのことばかりで不安を感じやすいですが、基本的な流れを知っておくと安心でしょう。
陣痛については、その痛みも時間も人によってさまざまですが、もうすく待ちに待った赤ちゃんと対面だと思うと頑張れるものです。あわてずに落ち着いて出産に臨みましょう。