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つわりでも甘いものは食べられる理由とは?妊婦へ与える影響を理解する

つわりでも甘いものは食べられる理由とは?妊婦へ与える影響を理解する

妊娠中のつらいつわりがあっても、甘いものは食べられる妊婦さんは多いのではないでしょうか。また妊娠前は甘いものが好きではなかった人も、妊娠してから無性に甘いものが食べたいと思うようになることもあります。

しかし甘いものを食べすぎると、母体やお腹の赤ちゃんに影響が出てしまうこともあるので注意が必要です。今回はなぜ妊婦になると甘いものが食べたくなるのかを解説し、それによる身体的な影響を解説します。

つわりでも甘いものは食べたくなる理由

つわりがあっても甘いものを食べたいと思う理由は、以下の2つがあります。

ホルモンバランスが影響

妊娠初期は、黄体ホルモンと呼ばれる女性ホルモンが急激に増加します。このホルモンは味覚に影響を及ぼすものです。

今までは薄味を好んでいた人が味の濃いものを好むようになるのは、味覚を感じにくくなるからといわれています。そのため、つわりがあっても甘さを感じる食べ物を求めることがあるのです。

糖分の不足

妊婦は自分の摂取したブドウ糖を赤ちゃんの栄養として送ります。特に妊娠初期や後期は、送るブドウ糖の量が増加します。

その影響から妊婦は普段の食事のみでは、自身の栄養となるブドウ糖が足りなくなることがあるのです。甘いものを欲するのは、自身の栄養を補うためともいえるでしょう。

甘いものの摂りすぎが妊婦へ与える影響

妊婦も適度に甘いものを摂ることは必要です。その一方で甘いものを摂りすぎてしまうことは、身体へ悪影響を及ぼします。ここで代表的な3例について見ていきましょう。

必要以上に体重が増加する

甘いものを過度に食べると、余分なカロリーや糖分を摂取することになります。それが蓄積されることで、妊婦の肥満につながる場合があるのです。さらに肥満は産道を狭くし、出産時の難産につながることがあるため母体にもリスクが伴います。

妊娠糖尿病の発症

妊娠糖尿病は、インスリンの分泌が少なくなる妊婦に起こる可能性がある病気です。妊娠糖尿病を発症すると血糖が高くなり、糖代謝異常を起こします。この病気は、赤ちゃんの身体にも影響を及ぼし巨大児や新生児低血糖症となるリスクが上がります。

妊娠高血圧症候群の発症

妊娠高血圧症候群は、妊娠中の食生活や遺伝、肥満体質などさまざまな原因で発症する病気です。「妊娠中毒症」とも呼ばれ、重症化すると帝王切開が必要となる場合があります。また、赤ちゃんの発育不全や胎盤剥離といった状況を引き起こす可能性もあります。

つわりでも甘いものの摂りすぎには注意

今回は、妊婦さんが甘いものを食べたくなる理由と、食べすぎたときの影響について紹介しました。つわりのときに食べられる唯一のものが甘いものという人もいるかもしれません。

しかし甘いものばかり食べるのは、身体にとってリスクとなる場合もあるのです。自分ではコントロールが難しい人や、つわりがひどくてほかのものが食べられない人は、病院での相談をおすすめします。バランスの取れた食生活を送り、母子ともに健康な生活を目指しましょう。

監修者:林泉
経歴:
東京大学医学部保健学科卒業
東京大学大学院医学系研究科修士課程修了
ソウル大学看護学部精神看護学博士課程修了、看護学博士号取得

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Hanakoママ編集部

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