安産のためにできる3つの対策と注意点!運動・食事のポイントを紹介
安産は全ての妊婦さんの願い。トラブルなく赤ちゃんを産むために、できることはあるのでしょうか。今回は安産のためにできる3つの対策と、妊婦さんが避けるべき習慣についてご紹介します。
健やかなお産のために、今からできることを始めましょう。
安産のための3つの対策
安産のためにできることは、「体力作り」「股関節を柔らかくする」「母子の身体を作るための食事を整える」の3つが挙げられます。それぞれのポイントを見てみましょう。
出産に備えた体力作り
出産では陣痛によって体力を大幅に消耗します。体力が落ちると、子宮の筋肉の疲労によって赤ちゃんを押し出す力が弱まり、お産が困難になってしまうのです。
そのため、お産に備えて体力作りをしっかりと行っていきましょう。現在妊娠している場合は、散歩や水中ウォーキング、ヨガなど体に負担がかかりにくい運動がおすすめです。
ただし、体に負担がかかりにくい運動でも、事前に医師に確認をとってからにしてくださいね。
股関節を柔らかくするストレッチ
お産では足を大きく開くので、股関節が固いと無理に足を開かなければなりません。そこで、ストレッチで股関節を柔らかくしておくことで負担を軽くすることができます。
座って行うストレッチ
- 1.床に座り、左右の足の裏を合わせる
- 2.膝を床に向けて、ゆっくりと手で押す
- 3.息を吸いながら膝をゆっくり戻す
仰向けで行うストレッチ
- 1.仰向けに寝転がる
- 2.膝を曲げて足を立てて揃える
- 3.片足ずつ外に向けて倒して起こす
- 4,3を数回繰り返す
どちらのストレッチも、無理のない範囲で行いましょう。また、激しい動きは控えてゆっくり行うことを心がけてください。
母子の身体を作るバランスの良い食事
妊娠中の食事で最も大切なことは、整ったバランスです。主食(ごはん、パン、めん類)・主菜(肉、魚、卵、大豆)・副菜(野菜、きのこ、海藻類)をしっかり揃えて、バランスの良い食事を心がけましょう。
妊婦さんが避けるべき2つのこと
妊娠中は、安産のために避けるべきことが2つあります。無理な運動や、バランスの偏った食事は、母子の健康に悪い影響を与えかねないので注意しましょう。
無理な運動
妊娠中は体力作りのために、適度な運動を心がけるべきです。ただし、身体に負担がかかるほどの無理な運動は避けましょう。運動中にお腹が張ってかたくなったと感じたら、負担がかかっている証拠。すぐに休んでください。
バランスの偏った食事
妊婦やお腹の赤ちゃんに良いとされる栄養素はいくつかありますが、そればかりを摂っていては栄養バランスが崩れてしまいます。食事はバランスを重点的に考えて作りましょう。
安産のための準備をして元気な赤ちゃんを産もう
お産は実際に始まってみないと、どうなるのか分からないもの。しかし、安産対策をしておくことで安産になる確率を上げることはできます。
安産のための準備は、妊娠前から始めても早すぎることはありません。普段から適度な運動で体力を作り、バランスの良い食事を心がけて、元気な赤ちゃんを産む身体を作りましょう。
監修者:林泉
経歴:
東京大学医学部保健学科卒業
東京大学大学院医学系研究科修士課程修了
ソウル大学看護学部精神看護学博士課程修了、看護学博士号取得