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子供の障害は高齢出産と関係がある?考えられる原因とリスクについて

子供の障害は高齢出産と関係がある?考えられる原因とリスクについて

一般的に、高齢出産にはリスクがあるといわれていますが、子供の障害と関係があるのでしょうか。今回は、高齢出産について考えられる原因やリスクを紹介します。

高齢出産とは何歳から?

高齢出産とは、35歳以上での初めての出産のことをいいます。経産婦の場合でも、40歳以上で妊娠することを高齢妊娠と定めているのです。 女性の社会進出や晩婚化が進み、妊娠・出産する年齢も上がっています。

平成30年度の調べでは、妻の初婚年齢は29.4歳で、昭和60年と比べると3.9歳高くなっていることからも、晩婚化が進んでいることが分かるでしょう。

また、2019年の調べで経産婦も含む35歳以上の出産は、全体の約29%で、3~4人に1人は高齢出産です。2000年では全体の約12%、8~10人の割合だったので、出産年齢も上がっている=高齢出産が増えていることがわかります。

高齢出産をするとリスクがある?

最近は増加の傾向にあり、そう珍しくもなくなった高齢出産ですが、どんなリスクがあるのでしょうか。  

リスクがあると考えられる原因は?

高齢出産の場合にリスクがあと考えられる原因に、卵子の老化があげられます。女性は出生時、一生分の原始卵胞を体内に持っているため、年齢を重ねればそれだけ卵子の質が低下していくことになるのです。

卵子の質の低下により、受精しにくくなり、妊娠自体しにくくなってしまいます。その結果、高齢出産は母子ともにトラブルやリスクが起こりやすいと考えられているのです。  

どんなリスクがある?

高齢出産には、具体的にどんなリスクがあるのでしょうか。   

流産しやすくなる

流産の確率は、30~34歳までは15%、35歳~39歳は17~18%、40歳以上は25~30%です。流産する原因はさまざまありますが、特に初期の流産の原因は、胎児側の染色体の異常から起こります。

卵子の老化に加え、男性側も晩婚化からの精子の能力の低下もあり、流産してしまう可能性が高くなるのです。   

ダウン症などの染色体異常のリスクが高くなる

ダウン症(ダウン症候群)とは、通常2本ずつペアになっている染色体の21番目が3本ある、生まれつきの疾患です。

年齢別の生まれる頻度は、20歳~30歳は0.06%~ 0.105%に対し、36歳で0.34%、38歳 0.57%と頻度が上がっていき、41歳で1.22%、42歳は1.56%、そして44歳は2.63%、45歳3.33%という高頻度になっています。

若い年齢だから可能性が低いというわけではなく、可能性はどの年齢でもあるのですが、年齢が高くなるとそれだけでリスクが高くなるということになるのです。

二人目や三人目出産のリスクはある?

一人目を20代や30代で出産したとしても、二人目や三人目が高齢出産となる場合もあります。一度でも出産を経験しているのならば、個人差はありますが、出産自体はスムーズに進む場合もありますが、高齢出産によるリスクも考えられるのです。  

出生前診断は受ける?

出生前診断とは、妊娠中に胎児の発育状態や異常がないかなどを調べる検査をし、その検査結果について医師がおこなう診断のことです。胎児の見た目による形態異常や染色体異常などを調べることができ、先天性疾患がわかります。

ただし、検査による胎児へのリスクや、もし障害が分かった場合どうするかなども考える必要があるので、夫婦でよく話し合い、出生前診断を受けるかどうか判断をしましょう。

高齢出産のリスクをきちんと理解しよう

高齢出産は、もう珍しいことではなく、また二人目、三人目が該当する場合もあります。しかし、高齢出産にはリスクが伴うことがあります。事前に夫婦できちんと理解することが大事といえるでしょう。

監修者:林泉
経歴:
東京大学医学部保健学科卒業
東京大学大学院医学系研究科修士課程修了
ソウル大学看護学部精神看護学博士課程修了、看護学博士号取得

Hanakoママ

Hanakoママ編集部

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