これって出産前の兆候?知っておきたい赤ちゃんからのサインとは
臨月になり予定日か近づくと、今か今かとそわそわしながらすごす妊婦さんも多いでしょう。この記事では、出産前の兆候をご紹介します。おしるしや破水のほかにも、出産前の兆候はたくさんあるため、見逃さないように注意しましょう。出産を間近に控えている妊婦さんはぜひ参考にしてください。
臨月になると起こりやすい体の変化とは?
妊婦さんの体は、赤ちゃんの成長に合わせてさまざまな変化が起こりやすくなります。特に臨月は、出産の兆候と考えられる症状もあるため、出産前に知っておくと安心です。
食欲旺盛になる
出産が近づくと、赤ちゃんは骨盤に入りこんでくるような状態になります。よく「下がってきた」などと表現されることもあり、赤ちゃんが下がることによって胃の圧迫が軽減されるため、スッキリして食欲が旺盛になる方も多いようです。
胃がムカムカする人も
臨月に入ったばかりの頃は、まだ赤ちゃんが下がってきておらず、赤ちゃんが胃を圧迫してムカムカする、つわりのような吐き気を感じることもあります。胃がムカムカしてあまり食事をとれなくなってしまうこともありますが、そんなときには、一回の食事量を減らし、小分けにして食べるようにしましょう。
頻尿、尿漏れ
臨月はお腹がパンパンになるため、膀胱を圧迫してしまい尿漏れや頻尿になる妊婦さんが多いです。咳やくしゃみの拍子に漏れてしまったり、立ち上がるときに漏れてしまったりすることがあるため、心配な方は尿漏れパッドやおりものシートを使ってみると良いでしょう。
股関節、恥骨痛
臨月の大きなお腹を支える妊婦さんの体は、大きな負担がかかっています。腰痛などのほかにも、赤ちゃんの胎動により、股関節や恥骨に痛みを感じることも多くなるため、医師に相談して骨盤ベルトを利用するのもおすすめです。
出産前の兆候はどんなものがある?
ここでは、出産の直前、これから陣痛がくる?という兆候をご紹介します。出産予定日が近づいた方はチェックしておきましょう。
破水
前期破水と呼ばれ、陣痛が来る前に破水をしてしまうことがあります。勢いよく羊水が流れ出てくると慌ててしまうかもしれませんが、すぐに出産が始まるわけではありません。落ち着いて、綺麗なナプキンをあて、病院へ連絡をして指示を仰ぎましょう。
お腹が張る回数が増える
妊娠後期になるとお腹の張りを感じる方も増えてきますが、出産が近づいてくるとお腹が張る回数が増えてきます。お腹の張りの感覚が一定間隔になってきたなと感じたら、一度感覚の時間を計ってみましょう。15分以上間隔が空くようであれば陣痛の可能性は低いです。
腰痛が激しくなる
出産が近づくと、赤ちゃんが産道を通りやすくするために、骨盤を緩めるホルモンが分泌されます。その影響で、緩んだ骨盤を支えるために腰へ負担がかかり腰の痛みを感じる場合もあるようです。また、立っていられないほどの痛みもあります。痛みが規則的な場合は陣痛の可能性があるので、病院に相談しましょう。
出産前に慌てないよう、事前の準備をしっかりと
事前に情報収集をしているつもりでも、いざ出産の兆候が見られると、何をすればいいんだっけ?と慌ててしまうこともあるでしょう。気持ちの余裕があるうちに、メモにすることリストを書き留めておくなどの対策をしておくと安心です。慌てずに済むように、事前の準備を万端にしておきましょう。
監修者:林泉
経歴:
東京大学医学部保健学科卒業
東京大学大学院医学系研究科修士課程修了
ソウル大学看護学部精神看護学博士課程修了、看護学博士号取得