三つ子を妊娠したママのお腹の状況って?妊娠中に注意したいこと
三つ子は3人の赤ちゃんがお腹の中で成長するので、ママの負担も大きくなるようです。また、妊娠中にどのようなことに備えればいいか不安に感じる方も多いかもしれませんね。
そこで今回は、三つ子を妊娠したママのお腹の状況や妊娠中の注意点をご紹介します。
三つ子を妊娠したママのお腹の状況
三つ子を妊娠したとき、お腹はどのような状況になるのか気になる方も多いはずです。三つ子を妊娠したママのお腹の状況を確認しましょう。
1.胃や内臓を圧迫し始める
妊娠7ヶ月になると、子宮はかなり大きくなり始めます。通常7〜9cmの子宮の長さが、三つ子の場合は妊娠7ヶ月の終わり頃になると22〜26cmまで大きくなるので、内臓を圧迫することがあるのです。内臓が圧迫されると、1回に食べられる量も減ってしまいます。
2.同じ姿勢で寝ると息苦しい
妊娠7〜8ヶ月頃になると、お腹はかなり大きくなっているので、仰向けで寝ると息苦しかったり眠りが浅くなったりすることがあります。また、母体の心拍数がピークに上がるので動悸で息苦しさを感じることも多いです。仰向けで寝ることに息苦しさを感じたら、寝る姿勢を変えるようにしましょう。
3.お腹に妊娠線ができることがある
お腹の皮膚にミミズ腫れのような筋ができることがあります。いわゆる妊娠線と呼ばれるもので、お腹だけでなく太ももや乳房にできることも。一度できてしまった妊娠線は完全に消すことは難しいので、妊娠中は予防策が大切です。
三つ子の妊娠で気をつけたい3つのこと
三つ子を妊娠すると、1つの子宮で3人の赤ちゃんを育てることになるので、妊娠中はどうしてもリスクが高くなってしまいます。そこで、三つ子の妊娠で気をつけたいことを見ていきましょう。
1.体重管理を徹底する
三つ子を妊娠したときは、体重管理には十分に注意しましょう。三つ子は早産のリスクが高くなるので無理は禁物ですが、適度な運動を取り入れて体重管理をするのがおすすめです。運動により血流が良くなるため、むくみを防止できたり体力を維持できたりといったメリットがあります。
2.栄養をしっかり摂る
ママが摂取した栄養は、そのままお腹の赤ちゃんにも届けられます。妊娠中は栄養バランスを考えて食事をとることが大切です。また、三つ子を妊娠したママは妊娠高血圧症候群になりやすいため、塩分の取り過ぎにも十分に注意しましょう。
3.育児用品は早めに準備する
三つ子の場合、育児用品を3人分用意しなければいけません。三つ子を妊娠すると管理入院が必要になることもあるので、早めに育児用品を購入しておくことがおすすめです。
つらいときは周りに甘えることも大事!
三つ子を妊娠すると、1つの子宮で3人の赤ちゃんを育てることになります。妊娠7〜8ヶ月頃になるとお腹も大きくなり、ママは日常生活を送るだけでもつらく感じることもあるはずです。
三つ子は早産のリスクがあるので、決して無理せず夫や両親など周りに協力してもらいましょう。
監修者:林泉
経歴:
東京大学医学部保健学科卒業
東京大学大学院医学系研究科修士課程修了
ソウル大学看護学部精神看護学博士課程修了、看護学博士号取得