妊娠経過中のお腹はどう変わっていく?週数別の赤ちゃんとお腹の変化とは
妊娠が進んでいくと、お腹はどのように変化していくのか気になるママも多いでしょう。今回は妊娠の週数別に、赤ちゃんとお腹がどう変化していくか紹介します。あわせて大きくなるお腹におすすめの準備も紹介しますので、参考にしてくださいね。
【妊娠週数別】赤ちゃんとお腹の様子
妊娠の週数ごとに赤ちゃんとママのお腹の様子を見ていきましょう。子宮底長とは、恥骨の中央から子宮のそこまでの直線距離を測った数値です。
妊娠初期(0~15週)
妊娠初期(0~15週)の赤ちゃんの大きさとお腹の大きさは、以下のとおりです。
赤ちゃん大きさ 体重 お腹(子宮)の大きさ/子宮底長
0~3週(妊娠1ヵ月) 1mm程度
4~7週(妊娠2ヵ月) 約12mm 約4g 鶏卵の1.5倍
8~11週(妊娠3ヵ月) 約47mm 約20g 握りこぶし大
12~15週(妊娠4ヵ月) 約16cm 約100g 幼児の頭ぐらい/約12cm
最終の月経日の初日を、妊娠0週0日と数えます。0~3週(妊娠1ヵ月)では、まだ妊娠の自覚症状はなく、人によっては「体がだるい」「何だか熱っぽい」と感じる程度です。
12~15週(妊娠4ヵ月)ごろになると、下腹部がふっくらしはじめます。
妊娠中期(16~27週)
妊娠中期(16~19週)の赤ちゃんの大きさとお腹の大きさは、以下のとおりです。
赤ちゃん大きさ 体重 お腹(子宮)の大きさ/子宮底長
16~19週(妊娠5ヵ月) 約25cm 約280g 大人の頭ぐらい/約15cm
20~23週(妊娠6ヵ月) 約35cm 約700g 約21cm
24~27週(妊娠7ヵ月) 約38cm 約1,200g 約24cm
28~31週(妊娠8ヵ月)は、お腹がさらに大きくなることで足元が見えづらくなるほか、動くとお腹が張りやすくなるため注意しましょう。
妊娠後期(28~39週)
妊娠後期(16~19週)の赤ちゃんの大きさとお腹の大きさは、以下のとおりです。
赤ちゃん大きさ 体重 お腹(子宮)の大きさ/子宮底長
28~31週(妊娠8ヵ月) 約43cm 約1,800g 約27cm
32~35週(妊娠9ヵ月) 約47cm 約2,500g 約30cm
36~39週(妊娠10ヵ月)約50cm 約3,100g 約33cm
32~35週(妊娠9ヵ月)は、子宮が大きくなり圧迫することで動機や胃もたれ、胸やけを起こすことも。無理をせず、ゆったりと過ごしましょう。
36~39週(妊娠10ヵ月)になると赤ちゃんが下がり始め、いよいよ出産の準備に入ります。ママの体重は妊娠前に比べ7~12kg増え、お腹の大きさは約18cmも増えていることでしょう。
妊娠経過中の大きくなるお腹に対して準備すること
妊娠中の大きくなっていくお腹に対して、準備しておきたいことを2つ紹介します。早めの準備がおすすめです。
マタニティ用のインナーを用意する
妊娠の週数が進むごとにお腹は大きくなり、体はどんどん変化していきます。マタニティ用のインナーは、大きなお腹を支えたり、腰の負担を軽くしてくれたりする専用のインナーです。
お腹だけでなくバストも大きく変化していくため、妊娠の週数に合わせたインナーをつけるようにしましょう。
妊娠線のケアをする
妊娠6~7ヵ月ごろからあらわれる妊娠線ですが、一度できてしまうと完全に消すことはできません。
妊娠4~5ヵ月ごろから乾燥を防ぐためにクリームやローションを塗るなど、早めにケアを始めましょう。
妊娠経過中のお腹が変化する流れを把握しておこう
妊娠中のお腹の変化の流れを把握しておくと、これからどんな風に変わっていくのかなど不安に思うことも少なくなります。
赤ちゃんやお腹の大きさは個人差があるため、もし心配な場合は妊婦検診の際に先生に相談してみましょう。
監修者:林泉
経歴:
東京大学医学部保健学科卒業
東京大学大学院医学系研究科修士課程修了
ソウル大学看護学部精神看護学博士課程修了、看護学博士号取得