ローフードって知っていますか? なぜ体にいいの? 「ナチュラルハイジーン」で健康的に痩せる方法とは?【産後太り解消!ローフードでスリム&美ボディ】
なぜローフードは身体に良いのでしょうか?
なぜローフードを摂り入れると痩せるのか、そのメカニズムについてお伝えしたいと思います。
『ナチュラルハイジーン』をご存知ですか?
ローフードに欠かせない考えに「ナチュラルハイジーン」というものがあります。
これは人間の体をケアし、大切に維持するための最も優れた方法のことで、自然の健康科学に基づき、1830年代にアメリカの医師たちにより提唱された考え方。わかりやすく言うと、「食べ物こそがその人の生命の長さと質に多大な影響を及ぼす」ということを認識し、そのうえで食生活を改善していくという方法です。
もともと私たちの身体には、「自らの浄化力」、「自らの自然治癒力」、「自らの機能維持力」が備わっていて、「全人類の治癒力はすべて体の中に存在している」という考え方があります。毎日、排泄という行為で、自らを浄化していますよね。けがをしても数日たてば治っていたり…、自然治癒力が備わっているという考え方は理にかなっているのがわかります。
環境が変化しても体の状態を一定に保とうとするホメオスタシスの働きによって、血液の濃度も体温が狂ってもいつの間にか元に戻っているのは、日常の中で皆さんも感じられていることでしょう。
それを踏まえ、「ナチュラルハイジーン」の考え方を普段の生活に取り入れることで、病気の予防や健康的な生活にもつながります。
私がこの考えを生活に取り入れたことで、痩せました!と言ったら、みなさんどうでしょう?驚きますか?
そして実は、ローフードにもこのナチュラルハイジーンという考え方は大きく関係しています。
私たちの体は食べたものでできています。食べ物こそがすべてを握っている鍵なのです。
事実、私がこの考えを生活に取り入れたことで、産後2年間変わらなかった体型を元に戻すことができました!
体重はマイナス8キロ、体脂肪は7%減、
大柄な3Lサイズからおしゃれを楽しめるMサイズへ変化!
「ナチュラルハイジーン」の考え方をもとにローフードを摂り入れてみると自然と体型が戻り、理想の体型に少しずつ近づくことができますよ。
永久減量できる? 実践! 「ナチュラルハイジーン」考えによる食事の3原則
ではさっそく、今からでもすぐにトライできる「ナチュラルハイジーン」の考え方を取り入れた食生活をご紹介します。
1.水分を多く含む食べ物をたべること
私たちの体は70%は水で構成されています。
体重や健康上のさまざまな悩みなどは、体に老廃物が蓄積していて水分が不足しており、速やかに排泄できないことが原因。
毎日の食事の中では果物と野菜を多くし、凝縮食品(パン、米、肉、魚、乳製品など)は30%に抑えるようにしましょう!
果物や野菜から水分を摂ることで、水分だけでなく、たくさんの栄養素が入っていますから、より体の中の浄化力が高くなります。
2.食べ物は正しく組み合わせて食べること
食材の組み合わせ方次第で、エネルギーの生成が全く異なってきます。
例えば、必ず肉は野菜と一緒に食べる、パンも野菜と一緒に食べるということです。
「肉×米」や「乳製品×パン」という組み合わせはアウトだと思ってください。
ご飯を食べたい場合は、納豆、冷ややっこ、味噌汁、野菜のお浸し、煮物などを選びましょう。
凝縮食品を2つ一緒に摂らないようにしましょう。
・米 ・パン ・麺類 ・芋類
・ナッツ ・肉 ・魚 ・魚 ・卵 ・乳製品
私はよく、食後すぐに眠くなってしまうことが多かったのですが、正しい食べ合わせをしたときは、全く眠くならないし、むしろエネルギーが有り余って頭もすっきりしました!ぜひ、試してほしいです。
3.果物を正しく食べること
果物は消化にエネルギーを使わず自己消化できる酵素を持っています。
そのパワーを存分に発揮するためにも、果物を摂取する際は、以下のことを守ることが大事です!
・ほかのものを食べた直後に食べないこと(デザート扱い禁物)
・果物を食べるときは、胃の中が空の状態で食べること
・よく熟した新鮮なものを食べる
・缶詰や火を通したものはNG
・ジュースやスムージーを作る時は生の果物で
中でも、「ほかの食べ物と一緒に食べない」というところが一番大切!
もしも、食事をした後に果物を食べたい場合は、2〜4時間ほど時間をあけて食べることをおすすめします。
食事は『何を・いつ・どう食べるか』も大事!
「ナチュラルハイジーン」の考え方によると、何をいつどのように食べるのかも大事になってきます。
24時間の中で人間の体内リズムは、大きく分けて3パターンに分かれています。その時間を理解し、食生活を改善することで、食べ物を従来通り楽しみながらも健康的になれて、効率よく減量にもつなげることができます。
4時~12時までは「排泄の時間」
溜まった老廃物を体の外に出す、排泄の時間です。
朝起きたら、尿や便、鼻水、くしゃみが出ませんか?まさに身体は寝ているときに溜まった老廃物を解毒・浄化しようとしています。その作業を邪魔させない食べ方、すなわち、排泄を邪魔させない食べ方をすることが大切です。
それは、水分の多い果物をとることです。
お皿いっぱいに、おなかいっぱいになるまで好きな果物を食べて大丈夫!12時までは、できるだけフルーツだけを摂取するようにしましょう。
スムージーや手作りジュースもおすすめです。
私の場合は、フルーツに手作り米麹甘酒を加えて、フルーツ甘酒として食していました。腹持ちも良くおなかも満たされましたよ。
12時~20時までは「補給の時間」
しっかりと食事をとり、栄養素が身体に吸収されるように消化する時間です。
意識的に野菜中心にして生野菜や果物をご飯やメインのおかずより先に食べることをお勧めします。加えて昼食と夕食は「低脂肪・植物性食品のホールフード」の食事をしましょう。
また、動物性食品(肉・魚・卵・乳製品)は原則として食べないか、極力減らし、肉類より魚を選び、ごく少量をたっぷりのサラダと合わせて摂るようにします。動物性食品は白米などの炭水化物とは合わせないので気を付けましょう。
私の場合は、新鮮な果物や生野菜を食べた後、20分後にメインとなるランチを食べていました。できるだけローフード・ライフ(生のままの食生活)を目指し、間食や過食はアウトだと思ってください。
どうしても甘いものが欲しくなった時は、おやつの時間にロースイーツを楽しんで食べてみましょう。
20時~4時までは「同化の時間」
栄養素を消化吸収して体内に摂りこむ時間です。
新陳代謝や体内の修復、免疫力の向上などに利用する時間ですから、できるだけ、20時までに食事は終わらせましょう。
もし、20時以降にお食事をとる場合は、野菜のみの消化の良いものにしてくださいね。
実際にナチュラルハイジーンに沿ったローフードライフを摂り入れた変化は?
私は、タンパク質と炭水化物を組み合わせて食べるお食事が大好きだったため、全てを変えるということはできませんでしたが、朝食はフルーツのみにすることを徹底したことで、体重や体型がみるみる変化していきました!
あとは、20時までには食事を終えること、おやつはロースイーツにするなど。
ちょっとずつ無理のない範囲で食生活を変えることで、体重や体型はもちろん、頭がすっきりしているのも実感できました!
それに加え、育児のストレスからも解放され、ありあまる赤ちゃんのパワーについていけるようになったのです。
エネルギーの使い方が変わり、食後眠気に襲われることもなく、子どもとも真剣に向き合えるようになったことが一番うれしかったことです。
現代の栄養学とは逆行しているものもあり戸惑う方もいるとは思いますが、ぜひ試してみてくださいね。
参考文献
「フィットフォーライフ」 ハーヴィー・ダイアモンド、マリリン・ダイアモンド著 松田麻美子訳
「女性のためのナチュラルハイジーン」 松田麻美子著
「RAW FOOD RECIPE」 土門 大幸著
「Beauty Raw Sweets」 志村双葉著
「HAKKOH LIVING FOOD」 睦美著