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喫煙が子供に与える影響とは?換気扇の下で吸ってもダメ!
2020.09.05 by いろは いろは

喫煙が子供に与える影響とは?換気扇の下で吸ってもダメ!

受動喫煙が問題となっている昨今、「喫煙が子供に与える影響」は非常に気になるところです。受動喫煙から受ける子供の健康被害は、大人以上に深刻です。

親の喫煙による子供の受動喫煙は、早産や低身長、知能低下などを引き起こす要因となります。しかも、子供が成長し大人になってからも、胎児のときの受動喫煙の影響は続くと考えられています。子供の頃の受動喫煙が、成人になってからの肥満、糖尿病、メタボリックシンドロームに関連があることがわかってきたのです。お子さんの健康と将来を守るため、やはり子供の前での喫煙は避けることをおすすめします。

今回は、喫煙による子供への影響についてご紹介します。

「夫、祖父が子供のそばでタバコを吸う」「受動喫煙が子供にどんな影響を及ぼすのか知りたい」「タバコがやめられない」と思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

換気扇の下ならいい? はNG。同じ部屋での喫煙は、子供に影響を与える

喫煙する方の中には「子供に喫煙の影響が出ないように、換気扇の下で吸っている」という方もいらっしゃると思います。しかし、換気扇の下で喫煙しても、家の中にいる子供には悪影響を与えてしまいます

ある調査では、換気扇の下で喫煙する家庭の子供は、禁煙家庭の10倍の「コチニン」というタバコ由来の成分が検出されたという結果が出ています。どうしても喫煙するのであれば、ベランダや庭など子供に影響が及ばない別空間にしたほうがいいといえます。

また、驚くことに、喫煙者の息からは喫煙後も長時間タバコに由来する化学物質が出ています。喫煙後の人の呼気を調べた結果、高濃度の一酸化炭素(CO)が8時間も確認できるそうです。子供は大人に比べ呼吸回数が多く、親と近い距離での身体が触れ合うことも多いため、親の喫煙の影響をダイレクトに受けてしまいます。子供のためには、大人の喫煙の影響が出ない環境を整えていくことが必要です。

次の章から、喫煙が子供に及ぼす影響を詳しくご紹介します。

喫煙による子供への影響①早産、低出生体重児のリスク

Sick baby boy applying inhale medication by inhalation mask to cure Respiratory Syncytial Virus (RSV) on patient bed at hospital.

受動喫煙による子供への影響は、妊娠中から始まります。妊婦自身が喫煙するだけでなく、家族や職場の受動喫煙でも、流産や早産のリスクが高まります

妊娠中に喫煙もしくは受動喫煙すると、早産や低出生体重児になるリスクが高くなってしまう理由はなぜか? それは、タバコに含まれるニコチンが胎盤や臍帯血流を悪くしてしまうからです。喫煙は、妊婦だけでなく胎児が育つための子宮にまで悪影響を及ぼしてしまうのです。

妊娠中の胎児は、喫煙の影響で体重増加がしづらくなり、喫煙しない母親から生まれた子どもと出生時の体重を比較すると、平均142gも低くなります。しかも、子宮内発育遅延になる確率は約2倍低出生体重児が産まれる頻度は約1.6 倍も高くなります。喫煙によって、妊娠中から妊婦と胎児は危険にさらされ、胎児の健全な発育は妨げられてしまう可能性があるのです。

また、妊婦である母親が喫煙をやめても、夫やその他家族が隣で喫煙していると、妊婦とお腹の中の子供に受動喫煙させてしまいます。喫煙について考える時は、妊婦と子供がいないところで喫煙するか、同じタイミングで禁煙するなど相談しましょう。

喫煙による子供への影響②乳幼児突然死症候群(SIDS)

乳幼児突然死症候群(SIDS)は、それまで元気だった赤ちゃんが突然死亡してしまう病気です。

喫煙はSIDSのリスク因子。妊娠中だけでなく、妊娠後の母親や家族が喫煙すると、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクは高くなると言われています。父親と母親が喫煙者である場合は、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが5.77倍になるといわれています。

また、突然死がなかったとしても、赤ちゃんのせき、たん、息切れなどの呼吸器症状や気管支炎、肺炎、中耳炎などを引き起こすとも言われています。

喫煙による子供の身体への影響は、その時だけでなく将来にまで及ぶため、子供がいる環境での喫煙については考えたいところです。

喫煙による子供への影響③【誤飲】タバコ1本は乳児の致死量

タバコの誤飲は、喫煙よりももっと危険です。なぜなら、タバコ1本には乳児の致死量分のニコチンが含まれているからです。

有毒成分ニコチンの致死量は、成人で40〜60mg、乳幼児で10〜20mgです。

特に、乳幼児はなんでも口に入れてしまうので注意が必要です。吸い殻をテーブルの上に置かないだけでなく、換気扇の下に灰皿を置いておくのも危険です。子供は思わぬ行動で、手が届かない所の物も取ってしまう場合があります。タバコ誤飲の原因の大半は、親の不注意によるもの。喫煙者であれば、子供がいるなら常にタバコの管理まで注意を払いましょう。

喫煙による子供への影響④低身長、知的能力の低下

妊娠中の喫煙による影響で、子供が低身長、知能低下になる可能性もあります。なぜなら、タバコの煙に含まれる鉛が、身長の伸びを悪くし、脳の血流低下を引き起こすことで知能低下を招くからです。

子供が11歳になった時に喫煙妊婦の子供は、非喫煙妊婦の子供に比べ身長は0.5~1cm低下しています。また、知能検査結果を比較すると、3~5ヶ月分も成績が劣っています。

何気ない喫煙によって、これほど子供の人生に影響を与えると思うと、喫煙について考えられるようになると思います。すくすくと健康で、賢い子に育てたいと思うなら、生まれてきてからいい食事を与えたり、お稽古や塾などに通わせるよりも、妊娠中に受動喫煙をやめ、妊婦自身が喫煙している場合には禁煙することが、子供の発育と将来には、何よりも大切なことだと言えます。

喫煙による子供への影響のまとめ

喫煙の子供への影響は、早産、低体重児や、低身長、知能低下などです。最悪の場合は、乳幼児突然死症候群(SIDS)、誤飲で命を落としてしまう可能性もあります。喫煙によって子供に良い影響を与えることはできません。

換気扇の下で喫煙しても、別の場所で喫煙してもその後8時間は呼気から有害物質を排出してしまうのです。どうしても喫煙がやめられない場合は、このことを考え、就寝前に喫煙する、会社で朝だけ喫煙するなど、子供に悪影響が出ないようコントロールしていきましょう。

心臓の病気(冠動脈疾患)や脳卒中が起きるリスクは、1日1本しか吸わない場合でも、1日20本吸った場合の40~50%くらいにしか減らなかったとしています。

最近主流となりつつある新型タバコ、加熱式タバコは有害化学物質が90%以上低減されていると言われていますが、90%少なくなったわけではありません。心臓の病気(冠動脈疾患)や脳卒中が起きるリスクは、1日1本しか喫煙しなかった場合でも、1日20本吸った場合の40~50%くらいにしか減らなかったということ。紙巻きたばこと同様、加熱式たばこにもニコチンや種々の発がん物質が含まれていることに変わりありません。だから、加熱式タバコだからといって、子供への健康リスクが減るわけではないのです。

親であるあなた自身の健康と将来のためにも、喫煙についてはその影響を今一度考えつつ、付き合ってみてくださいね。

参考元:https://sugu-kinen.jp/harm/passivity/child.html#:~:text=%E3%82%BF%E3%83%90%E3%82%B3%E3%81%8C%E5%AD%90%E3%81%A9%E3%82%82%E3%81%AE%E5%81%A5%E5%BA%B7,%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%86%E7%97%85%E6%B0%97%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/yomidr.yomiuri.co.jp/article/20200226-OYTET50008/amp/%3Fusqp%3Dmq331AQRKAGYAbyNzNymqI_3ygGwASA%253D、http://square.umin.ac.jp/nosmoke/text/1-13child_tobacco.pdf

http://www.kameda.com/patient/topic/nonsmoking/13/index.html

いろは

いろはライター

港区麻布にこじんまりとひっそり暮らすシングルマザー。長男小3は自閉症スペクトラム症、ADHD、LD。5歳長女は自閉症スペクトラム様症状が増大中。これまで不登校だった長男に変わり、不登園を貫く長女と毎日濃密な時間を過ごす。子どもたちのおかげでたくさんの人から優しさを享受中

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