母乳が出なくなった原因はストレス?止まる原因と復活させる方法
突然母乳が出なくなってしまったとき、「あのストレスが原因だったのかな?」「どうやったらまた出るようになるのかな?」と心配になってしまうことが多いでしょう。この記事ではその原因や再開方法、赤ちゃんへの影響などを解説していきます。
ストレスで母乳が止まる理由
母乳を作るホルモンと出すホルモンは別々
赤ちゃんが生まれると、2つのホルモンの指令により母乳が出るようになります。ひとつは母乳を作るホルモン「プロラクチン」、そしてもうひとつが、作った母乳を外に出すホルモン「オキシトシン」です。
そして、ママがストレスを感じたときに影響を受けるのは「出す」ホルモンで、「作る」ホルモンは影響を受けません。ですので、ストレスを受けて少しの間母乳が出なくなったと感じても実際には母乳は作られており、完全に止まることはありません。
母乳が止まったあとで復活させる方法
1.抱き方に注意しながら吸わせ続ける
作られた母乳は赤ちゃんが吸う刺激により外に出る仕組みになっています。一時的に止まっている間も、欲しがるときは吸わせるようにしましょう。またその際、赤ちゃんの口が大きく開くように抱くと同時に、タテ抱き・ヨコ抱きなど違う抱き方を試しながら、様々な角度から吸わせるようにしてください。
2.ママの水分不足に気を付ける
母乳の多くは水分ですから、ママの水分不足も母乳が止まる原因になり得ます。授乳中のママは1日2リットルほど飲む必要がありますので、授乳のたびに水分をとるよう心がけましょう。体を冷やさないよう、常温の水や温かいハーブティーなどがおすすめです。
授乳自体がストレスになっているときは
母乳をあげるのを少し休んでみる
夜中の授乳がつらい、母乳神話に困っている、などの原因で授乳自体をストレスだと感じてしまう場合もあるでしょう。そんなときはミルクに頼って少し授乳をお休みしてみましょう。市販の粉ミルクは種類も複数売られています。
思い切って母乳をやめて完ミにしてみる
母乳にこだわるあまり、ママが笑顔でいられなくなってしまっては大変です。ミルクは ママ以外の人があげられる、飲んだ量がわかりやすい、など完ミ(完全ミルク育児)にもメリットがありますので、思い切って母乳育児をやめてみるのもひとつの方法です。
赤ちゃんとの触れ合いは今だけのもの
母乳をあげる時間はママと赤ちゃんの絆を感じられる大切なひととき。でも、母乳育児を重要視しすぎる必要はありません。育児には様々なストレスも伴いますが、赤ちゃんと触れ合える、今だけの貴重な時間を楽しんでいきましょう。なによりママがいつも笑顔で抱っこしてスキンシップをとってくれることが、赤ちゃんには一番大切なのです。