妊婦さんでも仕事はできる?短期アルバイトや職種を選べば大丈夫!
妊娠をきっかけに仕事を辞めてしまったけれど、家計を助けるためにもアルバイトをしたいと考える方も多いのではないでしょうか。
子どもが生まれると、育児で手いっぱいになり働くこと自体が難しくなるため、なんとか妊娠期間中にアルバイトをしてお金を貯めたいと思う人は多いです。
今回は、妊婦OKの求人は存在するのか、妊婦さんにおすすめの職種にはどんなものがあるかを紹介します。
妊婦OKの求人はある?働きたい条件を確認
妊婦向けとして公開されている求人は少ないですが、職種によっては妊娠中でも受け入れてくれる仕事もあります。
ただし、妊娠中の無理は禁物!給与だけでなく、勤務場所や時間、職種などの条件をあらかじめ決めておき、無理なく働ける仕事を選ぶことが大切です。
勤務場所や日数・時間は?
勤務場所が遠いと、体に負担がかかりますし、移動中に何かあっては大変です。なるべく通いやすい場所を選ぶようにしましょう。
また、労働時間にも注意が必要です。妊娠前のように、週5日・8時間の条件で働くのは厳しいと考えてください。体のことを考えて、「ちょっと物足りないかな?」くらいの時間数に抑えておいた方がいいでしょう。
赤ちゃんと母体の健康を守るためにも、体力的・精神的に余裕が持てる労働条件に留めておくことが大切です。
妊婦さんが働けるリミット
労働基準法第65条(産前産後休業)によると、「本人の申し出がない限り、就業に対するリミットはない」という趣旨の記述があります。しかし、一般的には以下のような認識で対応している企業が多いです。
・単体妊娠・・・予定日から6週間前まで
・多胎妊娠・・・予定日から14週間前まで
このリミットを超えて働くことは、母体へはもちろん、赤ちゃんに影響が出ることも考えられます。無事出産を迎えるためにも、無理はしないようにしてください。
なお、産後は8週間の休暇が義務付けられております。医師の診断書があれば産後6週間からでも就業可能ですが、産後はしっかり体を休めるように心がけましょう。
妊婦さんにおすすめのアルバイト
妊娠期間中は、重たいものを持ったり、走り回ったりするような職種は向いていません。身体への負担がない職種を選ぶことが大切です。
アルバイト先には妊娠中であることを隠さずに話しておきましょう。重いものを持つ仕事や、高いところに登らなくてはいけない仕事はさせないなどの配慮をしてもらえます。
また、万が一の事態が起きたとき、あらかじめ妊娠中であることがわかっていれば、対応の迅速さも変わってきますので、必ず妊娠中であることは伝えておきましょう。
短期アルバイト
1日からOKのことも多い短期バイトは、体調が不安定になりやすい妊婦さんには向いている仕事と言えるでしょう。一般的に短期アルバイトは、3か月から6か月未満で契約が終了します。
短期アルバイトであれば、つわりが終わると言われている妊娠5か月ごろから、産前休暇に入る前までの4か月間だけ働くといった働き方も可能です。
事務・コールセンター
事務やコールセンターは基本的に座り仕事なので、妊婦さんでも体力的な心配をしなくても良い職業。産後も続けやすいため、人気の高い職業でもあります。
ただ、コールセンターでは問い合わせの他、クレーム対応が業務内容に含まれているケースもあり、精神的な負担がかかる可能性も。業務内容はしっかりと把握した上で決めましょう。
派遣登録スタッフ
派遣登録でも短期派遣であれば、「3か月だけ」のように期間の制限が設けられているため、妊婦さんでも無理なく働けるでしょう。職種にもよりますが、一般的にはアルバイトに比べると、時給が高いことが多いようです。
在宅ワーク
近年、リモートワークなどで注目を集めている在宅ワークは、パソコンと通信環境が整っていれば、すぐにでも始められるお仕事です。
在宅ワークの最大のメリットは、決められた就業時間がないこと。納期が迫っていなければ、体調が優れない日はお休みをして、体調の良い日に一気に仕上げるという働き方もできます。
妊娠中のアルバイトは体調を最優先しよう!
妊娠中の症状は人それぞれです。中には、つわりもなく、妊娠生活を通していつも元気だという人も。しかし、どんなに順調であっても、妊娠中は通常の身体とは違うことを自覚して、体調を最優先に考えて行動しましょう。
「少しでも家計を支えるため」と無理をしてしまいがちですが、赤ちゃんに何かあってからでは取り返しがつきません。できるだけ短期間で無理なくこなせる業務内容のアルバイトを探して、出産までの時間を過ごしましょう!