妊婦が暑いのはなぜ?暑いと感じる理由と4つの効果的な対策法を紹介
妊婦になると、いつもより「暑い」と感じることがよくあります。とくに、妊娠初期やお腹が大きくなる妊娠後期は、暑くて仕方がなかったという声が多数。
そこで本記事では、妊婦が暑いと感じる理由と効果的な対策法をいくつか紹介します。
妊婦が暑いと感じるのはなぜ?
そもそも妊婦は、なぜ普段より暑く感じるのでしょうか。
妊娠によるホルモンバランスの変化
妊娠初期は、黄体ホルモンが増えることで体温が高くなり、体が火照ったように感じます。安定期に入る妊娠14週目のころには、体温も落ち着いてくることがほとんどです。
しかしながら妊娠中は、ホルモンバランスが崩れることで自律神経が乱れ、体温調節がうまくいかないという妊婦も珍しくありません。
妊婦は皮下脂肪が増える
妊娠中期から後期になると、自然と皮下脂肪が増え暑いと感じるようです。とくに妊娠後期では、大きなお腹のために少し動いただけで汗をかくようになります。
妊婦は乳腺が発達する
妊娠すると、妊婦の体は母乳をつくるために変化していきます。乳腺が発達することで血流がよくなり、胸元から首周りにかけて暑く感じることが多いでしょう。
暑い時の効果的な対策とは
妊娠のために暑いと感じるのは自然なこととはいえ、暑くて眠れない日が続くと、体に悪影響を及ぼしかねません。ここでは、効果的な暑さ対策法を紹介しましょう。
眠れないときはクーラーを活用する
妊婦にとって冷えは大敵です。しかし、暑いのを我慢し続けると、ストレスになりかえって良くありません。とくに夏場は、熱中症対策のためにも、クーラーを利用することをおすすめします。クーラーを使うときは温度を28℃に設定し、風が体に直接当たらないように調節しましょう。
汗をかいたら、ぬる目のシャワーを浴びる
暑いからと、冷たいシャワーを浴びるのは禁物です。妊娠中は汗をかきやすくなるので、ぬる目のシャワーを浴びてさっぱりとしましょう。
暑いところに氷枕や解熱シートを当てる
体が火照って気になるときは、首まわりや脇の下、足の裏などを氷枕や解熱シートで冷やしてみることもおすすめです。ただし長時間冷やすと、体が冷えすぎてしまうため注意が必要です。
衣服や寝具は通気性や吸湿性のよいものを
妊娠中は、オシャレより心地良さを重視しましょう。普段着はゆったりとしたものを選び、寝具は麻素材のものであれば肌触りもよく涼しく感じます。
効果的な暑さ対策で妊婦生活を快適に送ろう
妊婦は、妊娠初期のころから暑いと感じることが多いでしょう。とくに出産予定が夏場であれば、妊娠後期は暑さ対策が欠かせません。快適な妊娠生活を送るためにも、ここで紹介した暑さ対策法を試してみてくださいね。