
生理のような出血なのに妊娠!?生理と着床出血の違いとは
「生理がきたと思っていたのに妊娠していた!」という話を聞いたことはありませんか?生理がくるタイミングで出血があったとしても、必ずしも生理とは限りません。妊娠に心当たりがある場合は、着床出血の可能性も考えましょう。今回は、生理と着床出血の違いや、気になる出血があった時の対処法ついて解説します。
着床出血とは?

着床出血とは、受精卵が子宮内膜に着床するときに起こる膣からの少量の出血のことです。着床出血は妊娠4週目頃に見られることが多いので、生理の予定日あたりに重なり、生理と間違えやすいのです。
着床出血はみんなあるの?
妊娠したら必ず着床出血があるのかというと、そうではありません。着床出血が起きるのは4人に1人ほどといわれています。つまり、着床出血がなくても、妊娠している可能性があるということです。
生理と着床出血の違い

間違えやすい生理と着床出血ですが、どのように見分ければよいのでしょうか。ポイントを3つ紹介します。
出血の量
生理は2、3日目あたりに出血の量が増えます。一方、着床出血は出血量が少ないことが多く、薄いナプキンやおりものシートで間に合う程度です。おりものに少し血が混じるので、ピンク色のおりものが出るケースもあります。ただし、着床出血の量には個人差があり、生理の時と同じくらいの量が出たという人もいるようです。
血の塊があるか
生理は開始日あたりに血の塊が出ることがあります。一方、着床出血はサラサラとした血液で塊がありません。
出血の期間
生理は7日前後続く人が多いですが、着床出血は1、2日で終わることがほとんどです。すぐに出血が終わった場合、生理ではなく着床出血の可能性が高いでしょう。
気になる出血があったときの対処法

生理かと思っていたのにすぐに出血が終わったり、量や色がいつもと違ったりするなど、気になる出血があることも。妊娠に心当たりがあれば、着床出血の可能性がありますが、そうでない場合は何か病気のサインかもしれません。ここからは、気になる出血があった場合にするべきことを解説します。
妊娠検査薬で検査する
妊娠に心当たりがある場合、まずは妊娠検査薬で検査をしてみましょう。生理予定日すぐに検査をしても正しい結果が出ない可能性があるので、予定日から1週間が過ぎたら検査をしてみましょう。
受診のタイミングは?
妊娠の初期の段階では受診してもエコーで何も映らないことがあります。生理予定日から1週間がすぎ、妊娠検査薬で陽性が出てから受診するようにしましょう。 よくわからなかったり不安な出血があったりする場合は、出血の状況をメモしておき、早めに医師に相談することをおすすめします。
普段と違う出血があったら医療機関で受診を

生理と着床出血は似ているようで、量や出血期間などが異なります。少量の出血が1、2日のみ起こった場合は、着床出血の可能性があるので、妊娠検査薬で検査をしてみましょう。また、女性にとって出血は体からのサインでもあります。普段と違う出血があったら、医療機関で受診をするようにしましょう。