立ち会い出産を後悔しないためにできることは?長所や短所と事前準備
赤ちゃん誕生までのたいへんな時間を夫と共有できる立ち会い出産。せっかく立ち会い出産をするなら後悔はしたくありませんね。
こちらの記事では、立ち会い出産の長所や短所、また後悔しない立ち会い出産にするために準備しておきたいことをご紹介します。
立ち会い出産を決める前に知るべきこと
まずは立ち会い出産とはどういうものなのか、そして立ち会い出産の長所と短所についてお伝えします。
立ち会い出産とは
立ち会い出産とは、出産の場に夫や親などの家族が付き添いながら出産をすることです。陣痛が始まったら陣痛室で、その後は分娩室で、赤ちゃんが生まれるまで立ち会います。
立ち会い出産を希望する場合、事前に伝えておく必要がある病院・産院が多いため、妊娠がわかったら夫婦でよく話し合って考えをまとめておきましょう。
立ち会い出産の長所と短所
長所
まず妻が心強く感じることができること、そして夫が出産の大変さを強く理解でき、誕生の瞬間を共有できることが長所であると言えます。また、父親としての自覚が芽生え、子育てに積極的に取り組もうという気持ちが起こりやすくなることもメリットです。
短所
出産の状況にショックを受けた夫がそれ以上妻のサポートを続けられなくなったり、トラウマにつながったりすることも。そしてそのような夫の態度が妻をがっかりさせ、その後の夫婦関係に影響することもあるようです。
立ち会い出産での夫の役割
妻の不安や緊張を緩和する
無事にお産を終えられるかどうか、その不安や緊張は計り知れないものがあります。信頼できる人が手をつないだり声をかけたりするだけでも気持ちが楽になるのです。
痛みを和らげる
陣痛の際、妻が痛がる場所をさすったり、テニスボールで押したりしてあげるとよいでしょう。お産が進むと痛みのある場所が変わるので、様子をよく見て臨機応変に対応することが大切です。
飲み物を渡してあげる
初めてのお産などは10時間ほどかかることもあり、長丁場になることも少なくありません。汗をかいてのどが渇くことが多いので、妻が飲みたいというものを渡してあげましょう。
後悔はしたくない!心配事は事前に確認
お産は暗くて長いトンネルのようなもの。妻は苦しい状況の中、夫にしっかり手を握ってもらい、支えて欲しいと思っています。後悔しない立ち会い出産にするためには、どんなことに気を付ければよいのでしょうか?
無理強いは後悔につながる可能性がある
女性は毎月の生理で血液を見慣れていますが、男性はそうではありません。また、痛みに耐えるのに必死で人格が変わったようになる女性もいます。実際に出産に立ち会ったときに「映画で見る戦争中の兵士のようだった」と表現する人もいるほどです。後悔しないためにも、ネガティブなことも受け止めることができるかどうかを考え、事前によく話し合ってから決めるとよいでしょう。
お産に関する知識を事前に学習してもらう
父親学級や両親学級といった、お産に関する知識を学ぶことができる機会があれば参加しておきましょう。お産の経過についてや、出産時のマッサージと呼吸法、夫が出産に立ち会う際の注意点などを学ぶことができ、本番で慌てずに済む可能性が高まります。事前に学級に参加していない場合は立ち会うことができない病院や産院もあるので、よく確認しておくとよいでしょう。
入院用の荷物は夫と一緒に準備する
陣痛が始まると、女性は痛みとたたかいながら赤ちゃんを産むことに集中します。そんなとき、必要なものがあればすぐに手渡すことができるように、入院バッグは夫婦で一緒に準備しましょう。助産師さんから指示されることもあるので、何がどこに入っているかを把握しておくことは重要です。
お互いの気持ちを尊重して話し合おう
せっかく立ち会い出産に挑んだのに「夫がショックで失神した」「ウロウロするだけで何もしてくれなかった」などと後悔しないためにも、夫婦ともに予めお産の大変さを理解し、流れを知っておくことが大切です。お互いの気持ちを事前にしっかりと確認し合い、準備を進めていきましょう。