発達障害を持った子供への接し方!寄り添って観察することが大切
何が原因で癇癪を起すのか分からない発達障害の子供。 どう接したら良いか分からないという悩みを抱えているママも多いのではないでしょうか? 今回は、発達障害を持った子供への接し方について紹介します。
発達障害の子供への接し方
他の子より発達の凸凹が大きい子供に接する時に気を付けたいことを見ていきましょう。
子供の気持ちに寄り添うこと
発達障害の子供に接する時は不必要に叱らないことが大切です。なぜこういう行動を取るのだろうと子供の気持ちに寄り添い、まずは理解してあげましょう。
落ち着いたらどうしたかったのか、何が嫌だったのかを聞いてみることも大切。子供の気持ちが理解できれば、対処法を考えることもできます。
子供の気持ちを代弁する
発達障害の子供の多くは自分の気持ちを表現することが苦手です。そのため周囲から誤解されることもしばしば。特に幼少期のうちは親が子供の気持ちを代弁する必要があるでしょう。
それでも親が介入する時期は限られてきます。自分で感情を表現できるように、感情を絵で表したカードなどでコミュニケーションをサポートしていくとよいでしょう。
一貫性のあるルール作りを
発達障害の子は「家ではOKでも外ではNG」といった複雑なルールに対応ができない子がほとんどです。子どもの混乱を招くため、一貫性のあるルール作りを大切にしましょう。
特に自閉スペクトラム症の子は一度覚えたルールには強いこだわりを発揮します。予定やルールを変更する場合は、できるだけ早めに具体的に内容を伝えるようにするとスムーズに対応してくれる可能性が高くなります。
言葉で伝わらないときは視覚に訴える
何度言っても伝わらないというときは、絵にして伝えるとすんなり理解してくれることもあります。
また、話すことが苦手な子には、話したい内容を紙に書き出すという方法も有効です。内容を整理してまとめることによって話しやすくなるでしょう。
トラブルを防止するための心がけ
発達障害が完全に治ることはないようです。しかし、発症する条件を把握して事前に手を打ったり、日ごろからトレーニングをしたりしていれば、症状を緩和することができます。
症状が現れる条件を観察する
子供がどういった条件下で癇癪を起すのか、生活のしにくさがあるのかを観察することで傾向がつかめてきます。傾向が把握できれば事前に対策をとったり工夫したりできるので、トラブルになる可能性を減らせるでしょう。
ただ、学習障害においては日常生活に支障がない分、症状が出ていても「勉強が苦手」で片づけられがちです。
子供本人も何が苦手で何ができないのか理解していない場合があるので、もしかしたらと思ったら病院に相談してみるとよいでしょう。
日ごろからトレーニングしておく
発症の条件が分かっていたとしてもすべての要素を先回りして排除するのは不可能に近いことです。ですので、対策がとれない、工夫できない場面に出くわしても対処できるように日ごろからトレーニングしておくとよいでしょう。
トレーニングの結果、適切に対応できるようになれば、本人が感じる生活しづらさが軽減され、さらにママの負担軽減にも繋がりますよ。
できていることをたくさん褒めてあげて!
発達障害に限らず育児では、ついついできていないことに目がいきがち。できていないことをできるようにするのも大切なことですが、当たり前にできていることを褒めて伸ばしてあげることも大切なことです。
注意されてばかりいるとやる気をなくしたり、特定の行動を毛嫌いするようになったりしてしまうことも。指導するというよりも応援者として見守ってあげるようにしましょう。