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あなたは大丈夫?ハイジャックママにならない為に大切にしたいこと
2020.10.24 by 河西 景翔 河西 景翔

あなたは大丈夫?ハイジャックママにならない為に大切にしたいこと

こんにちは。子育てアドバイザーの河西ケイトです。

突然ですが皆さんは「ハイジャックママ」という言葉を知っていますか? 先日、ママさんたちのセミナーを開催した時に「ハイジャックママ」というワードが何回も出てきて、その意味を聞いてびっくりしました。

今回は、なぜ気をつけなくてはならないのかをお話したいと思います。

ハイジャックママとはなにか?

ではそもそも「ハイジャックママ」とはどのような意味なのでしょうか? 「ハイジャック(乗っ取る)+ママ(親)」という意味で、深く掘り下げていくと、親が子どもの人生を奪ってしまうという意味があるそうです。

一昔前にステージママという言葉がありましたが、これに限りなく近い意味があると思います。ステージママは、習い事の管理だけでしたが、最近は「習い事」に加えて、「人間関係」「目覚め~就寝までの完璧なスケジュール管理」「食事の徹底的な管理」などもはや、子どもの「自由」を奪ってしまうのではないか? というような内容にまでなっているようです。

また、この行動の裏を読み取ると「自分ができなかったことを子どもを使いリベンジする」といおう意味も読み取れます。

子を思いやるからこそ…。最近、幼児をもつママさんたちからよく頂く相談は、

「習い事をさせるには何をさせたらいいのか?」

「週何回させるべきか?」

という内容を多くされますが、そもそも親が選んできた「習い事」に子どもは興味を示すでしょうか?

もちろん、子どもが自ら「やってみたい!」と口に出したものを「習い事」として取り入れていくことは、興味関心からの発達にもつながると思うので大変有効だとは思いますが…。

私自身も幼少期は、月曜~土曜まで毎日のように習い事がありました。もちろん、自分で選んでいないものもあり、本当に毎日通うのが苦痛で仕方がありませんでした。周りの友達が関係性をつくる幼少期に、習い事のほうが優先だったので、関係性を築くことができず、小学校に上がってから人間関係の築き方がわからず、非常に苦労しました。

母からすれば「自分が苦労したから」という思いはあったかもしれませんが、その「苦労」が主観的な言葉になっていないか? あくまでも、子どもの人生は子どもが主体ですよね? 自分の気持ちを押し付けてしまうのではなく、一度冷静になって物事を考えることも大切なのかもしれません。

子どものストレスは行動に表れる

では、子どもの気持ちを無視し続けたまま「習い事」中心の生活になると子どもに、どのような変化が起きるでしょうか? 私がバリバリの現役でクラスを担任していた時に、年中の後半から年長にかけて習い事をし始める家庭が非常に多くなりました。もちろん中には毎日のように習い事へ通う子もいました。

年長になり、しばらくすると色々な変化が見られるようになりました。今まで、きちんと話が聞けていた子が集中力が続かなくなり、部屋を無意識にフラフラし始めたり、肩がぶつかっただけで、殴ったり蹴ったりなどの暴力を振るうようになったり…。中には、ハサミを使う時間に、自分の髪の毛を切ってしまう子もいました。これらが全て習い事と関係しているわけでは無いとは思いますが、「子どもは環境の変化についていくのが難しい」と言われています。

年長は、就学前で気持ちが不安定になっています、それに加えて、習い事などで時間が縛られ、自由な時間が少なくなるという環境の変化に身体が追いつかず、ストレスが貯まり無意識に行動に出ているのでは? と感じました。

時には休息も必要です

皆さんランナーを思い浮かべてください。ランナーは走るのが仕事ですが、24時間365日ずっと走り続けているでしょうか? もちろんそんなことはありませんよね。それと同じで、子どもたちだって持続し続けることは不可能なんです。持続させるためには、休息が必要です。子どもの行動に変化が見られたときは、一度立ち止まるチャンスです。子どものスケジュールを一度紙に書き出してみる。

そして、今の子どもの成長段階と発達に適しているものなのかどうかを親や大人が吟味するのです。そこには、ママだけの意見ではなくパパや周りにいる大人も巻き込んで、みんなで考るようにしてください。多面的に物事を捉えて、進めていくことが「チーム育児」につながっていきます。「子どもを思う」という視点を色々な角度から見て、楽しく育児をしていけるといいですね。

河西 景翔

河西 景翔子育てアドバイザー

小学生の頃から保育士を目指し、中学から保育園でのボランティア活動を通して、日本音楽学校に入学し、保育士・幼稚園の資格を取得。平成14~26年まで、保育士・幼稚園教諭として現場で働く。現在は、セミナーを開催したり、ウェブマガジン・ブログを通し、子育てに悩むママに向けて、子育てに関する情報を発信。「子育て中のママと、共に悩みながら最良の道を切り開く」を念頭において、日々奮闘中。

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