実は大事!赤ちゃんの手づかみ食べはいつから始まるの?
離乳食に慣れてきた赤ちゃんがする「手づかみ食べ」。成長を感じられて嬉しいけど、あまりに激しく食べられると後片付けが大変で頭が痛い、というママやパパも多いはず。この記事では、そんな赤ちゃんの手づかみ食べの開始時期やメリットについて解説します。
食の自立が早くなる! 赤ちゃんの手づかみ食べのメリット
赤ちゃんの手づかみ食べには、成長に欠かせないたくさんのメリットがあります。
赤ちゃんにとって食べ物を食べることは、自分の外の世界を知るための行動のひとつ。食材やお料理を手づかみすることで、質感や温度などの情報を記憶していきます。
また、食べ物を手で触ったり握ったりを繰り返すと、手や指の力をコントロールする力も備わります。その後のスプーンやお箸への移行が比較的簡単になるので、ひとりで食べることができるのが早くなる赤ちゃんもいます。
赤ちゃんの手づかみ食べはいつからいつまで?
赤ちゃんの手づかみ食べの期間は十人十色ですが、一般的に、ある程度硬いものが食べられるようになる、9〜11ヶ月の離乳食後期から始まるとされています。
手づかみ食べをやめる時期も正確に決まっているわけではありませんが、2〜3歳くらいまで続けるご家庭もあります。1歳くらいから、手づかみ食べをしている横にスプーンをおいてあげると、試してみようとする赤ちゃんもいますよ。
赤ちゃんにとって手づかみ食べしやすいメニューとは?
手づかみ食べデビューの赤ちゃんにおすすめなのが、湯がいた野菜や食パンをカットしただけのメニューです。野菜はただ湯がいてもいいですし、だし汁で煮込むのも◎ 。用意するママやパパも簡単なので、挑戦しやすいメニューですよね。
このメニューは、食材のベタつきが気になって手づかみ食べするのが嫌いな赤ちゃんも食べやすいのが特徴です。
手づかみ食べに慣れてきたら、トーストやおにぎりなど少しアレンジした料理に移行してみましょう。このとき、おにぎりを丸ではなく棒状にすると食べやすさがアップします。
「遊び食べ」を始めてしまったら
手づかみ食べと見せかけて、いつの間にやら食べ物で遊んでしまう赤ちゃんもいますよね。そんなときは、ママやパパは大きなリアクションを取らず、これは食べ物で、遊ぶものではないことを繰り返し伝えるようにしましょう。
あまりにひどい場合は、食事に飽きてしまっている場合があるので、食事を片付けて、ごちそうさまをするようにしてくださいね。
手づかみ食べさせるとその後がグッとラクになる♪
手づかみ食べさせると汚れやその後の掃除が気になるからあまりさせたくない。そんなママやパパもいるはず。しかし、この記事で紹介したように、手づかみ食べは赤ちゃんにとって脳の発達や成長を促す上で大切なことなんです。
もし汚れが気になるという人は、つかみやすく食べやすいお料理を用意してみましょう。手づかみ食べさせることで、この後のスプーンやお箸を使った食の自立がしやすくなるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。