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子供が楽しみながら育つ!おすすめの育児書「読み書き支援プログラム」

子供が楽しみながら育つ!おすすめの育児書「読み書き支援プログラム」

子育てをしているとわからない時に頼りになる育児書。今回は、その中でも読み書きにいい育児書はないの? と思っている方へおすすめの育児書をご紹介します。

育児書から”その子に合った”読み書き法を探す

育児には、いいと言われている育児法や教育法がたくさんあります。しかし、いちばんいい育児とは「その子にいちばん合った」育児です。これがいいと言われているから、と選んだものがたまたま合う子もいるかもしれませんが、発達障害、ASD、ADHD、学習障害(LD)を持つ私の子供たちの場合は一般的な方法が見事なくらい合いません。上の子は9歳。もっと早くに出会っていれば……と思う最高の育児につながる一冊をご紹介します。

発達障害の本は、子育ての前提を知るのに最良

私は、長男が生まれる前からたくさんのおすすめと言われる育児書に目を通してきました。しかし、今となってはそれよりも後に出会う発達障害児のことを理解するための本が、いかに子育てに良いかと読むたびに痛感します。

それは、母親としてのあるべき前提をしっかり示してくれているからです。ベースとして、母親が子供の愛着基地となれば心が安定し、自己肯定感が生まれること、そして母親から離れても挑戦する力が生まれることなど、母親としてどのような存在でいればいいのか、どう対応すれば子供のためになるのか、が書かれています。

もっと早く知っておけば……と思うのは、読んだ瞬間からそれらの本の通りにするのは難しく、怒りすぎてしまったことを反省したり、こうした方がいいんだったなと振り返ったり。そうやって育児という実践を通して、子供に良い選択は何かを本に頼りつつトライアンドエラーを繰り返していくうちに、良い結果が生まれるからです。

教育に特化した育児書『みんなでつなぐ読み書き支援プログラム』

学習障害(Learning Disabilities,Learning Disorders)の子供は、小学生になってから発覚するのがほとんどです。計算は得意なのに、筆算ができない、漢字は読めるのに全く書けない。あれ? どうしてできないの? という感じです。状況と本人の振る舞い方次第では「怠けている」「サボっている」と見られてしまいます。

そんなつまずきが多い子供たちへの読み書きの支援方法は、幼少期の子供たちにとてもおすすめのものばかり。その中のいくつかをご紹介します。

「読む」力をつける

小学校3年生の長男は、読みが苦手です。でも、0歳で本を自分なりに読み、1〜2歳では電車の駅名を読み、その後は漢字も教わることなくおおよそ読めてきました。だから、「読めない」なんてことは考えたこともありませんでした。しかし、長男は学校に入学して「読む」ことにとても苦労したのです。

私の長男の場合は、ですが「眼球運動」の弱さが原因で読むことに困難が生じていました。読もうとするとどこを読んでいたか分からなくなったり、文字が動いて見えたり。そもそも遠くを見て、近くを見る、という目の動きが弱いので板書ができません。

そして今、読みのためにやっていることはほとんど遊びです。基本的に、発達に特性があるので辛いことは続きません。でもちょっと楽しくて、ちょっと幼い子供向け。そんなことは楽しんで取り組めます。

読むための眼球運動を育てる遊び

「魚つり」は、自宅でも簡単に用意できる遊びです。割り箸に糸をつけ、糸の先に磁石を付けます。魚でもいいですが、アンパンマンなどの好きなキャラクターでもなんでも構いません。キャラクターの絵にクリップを挟み、それを釣り上げます。一点を見つめ続けるという力と、それに対する距離を測れるようになることで、目と手を協調させて動かす力が育ちます。

このアイディアを、日々の遊びや生活に取り入れるだけで子供の生活自体が楽に、スムーズに、そして楽しくなるはずです。

聞いて、わかる、音韻処理を育てる遊び

私の下の長女は、聴く力が弱く何度言っても指示が通りません。会話ができないわけでも、言葉がわからないわけでもなく、聞いたことを即時に処理する音韻処理が弱いのです。だから、集団生活がとても苦手です。そして、本人はいつもパニックだから癇癪を起こしがちです。

「たぬきことば」は、「たぬき」から「ぬ」を抜くと? という言葉遊びです。これには、聞いた音を頭で並べ、そこから特定の音を抜いて組み直し、答えるという処理が必要です。たぬきことばはその高度な音韻処理能力を育てます。

たぬきことばで、しりとりもできます。「あいす」の「い」を抜き、「いかだ」→「かもめ」と答えていきます。高度すぎて、長女も(私も)「うむむ?」と長続きしませんでしたが、これから取り組みたいと思っている遊びのひとつです。

また、親御さんも子供の頃きっと遊んだことがある「さかさまことば」もおすすめです。「ねこ」→「こね」、「うさぎ」→「ぎさう」など、音を処理する力と共に、記憶力も養えます。

書くための遊び育児

書く力は、粘土や砂など、手で感覚を感じながら楽しんで覚えるのが効果的です。幼いうちは、鉛筆を持たせようとするより、粘土で文字を作ってみたり、曇りガラスに書いてみたり、遊びの感覚に文字を書く動作を入れていくのがおすすめです。

どうしても漢字が読めるのに書けない=思い出して書くことがうまくいかなかった長男のためにあらゆる手を尽くし、書くことへの育児方法を考えてきました。だから、今回紹介した『読み書き支援プログラム』の中にある複数の方法はどれも試したものばかりでしたが、その中でも「いちばん合う」=その子が楽しんで学べる、を見つけてあげることは、とても大変でした。もはや、私の対応が遅すぎて「書くのはいやだ!!!」が彼のベースです。でも、何か「この方法ならわかる!」を見つけておけば、子供がもっと大きくなった時、自分で乗り越えていかなければならなくなった時、「ほかの方法でやってみよう!」につながるのではないかなぁと淡い期待を抱いています。

小学校に入学すると必須となる、なぞりがき、繰り返しの漢字練習、反復の計算練習、これらは多くのお子さんの力を伸ばしてくれるものですが、中にはそれが苦痛でそもそもの学習嫌いになってしまう子もいます。

でも、なぞりは下手だけど1文字ゆっくり書いたらきれいに書けるね、計算はゆっくりだけど間違えないからすごいね、など(私はできるようになるまで3年かかりましたが)できるだけその子の特徴に合わせ、その子のペースで育児ができると理想ですよね。

育児書としておすすめの読み書き支援プログラム

育児書にも掲載されるアプリを活用していこう

そのために、幼い頃にしっかりいろんな遊びをしておくと、後々生きてくるんだなぁと日々振り返っています。そして、実際2人を1人で見るには限界があるので、子供が1人でできるプリントやアプリも活用しています。

イレギュラーとは思いますが、今後の育児書の参考に、発達障害系の本を開いてみてください。きっと、新しい発見があるはずです。

いろは

いろはライター・エディター

ASD、ADHD、LDの9歳男児、ASD、ADHD6歳女児と3人で暮らす。早稲田大学在学中に週刊誌の編集アシスタントを経験したことをきっかけに、今に至る。

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