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これって依存?子供がぬいぐるみを手放さない時に知っておきたいこと

これって依存?子供がぬいぐるみを手放さない時に知っておきたいこと

子供がいつまで経ってもぬいぐるみを手放さない。ぬいぐるみではないけれど、ボロボロになってしまったタオルや毛布を持ち続ける。新しいものを買ってあげてもだめ。これって依存? もし依存なら、無理やり取り上げた方がいい? 子供の強いこだわり行動は、心配になりますよね。今回は、ぬいぐるみに依存する子供の心理についてご紹介します。

ぬいぐるみに依存する子供の心理

肌身離さず、どんなにボロボロになってもひとつのぬいぐるみ、あるいやタオルや毛布など特定のものにこだわる子供がいます。これを心理学用語で「移行対象」といいます。「安心毛布」やスヌーピーのライナス君が持つ「ライナス毛布」とも呼ばれています。

ママと一体だった赤ちゃんは、生まれてから安心安全なママに抱かれ守られ育ちますが、ハイハイや一人歩きができるようになってくると、ママから離れて過ごすようになります。そこで、不安が生じます。それを埋めてくれるのが、ぬいぐるみなどの移行対象です。

ぬいぐるみ依存は子供なりの不安解消法

だから、ぬいぐるみ依存と心配されるようなある特定の物にこだわる子供は、フワフワしていてママの匂いが感じられるぬいぐるみやタオル、毛布などを好む子供が多いようです。いつも身近にママを感じることで不安を解消しているのですね。

ぬいぐるみという移行対象は子供の精神安定剤

ぬいぐるみ=移行対象があることで、子供はママと自分だけの世界から、ママと離れた外の世界に踏み出しやすくなります。それまで安心で安全だった場所から外の世界に出ていく時、子供は強い不安を感じます。そこで、ママ代わりの安心感をぬいぐるみから感じ取っているのです。

子供のぬいぐるみ依存は自然な成長段階のひとつ

子供が外に目を向けられるようになり外の世界に挑戦していこうとするときに、安心材料として移行対象を求める結果、ぬいぐるみやタオル、毛布などの身近な物に依存しているように見えてしまいますが、これはごく自然な成長の表れです。

ぬいぐるみ依存を心配して取り上げない

寝るときも出かけるときも片時も離すことができず、ぬいぐるみが汚れてボロボロで見た目にも気になる状態になったとしても、取り上げる必要はありません。安心材料を急に取り上げられた子供は、精神的に不安な状態になってしまいます。

それより、ママ自身がもう一度ぬいぐるみ以上の安心材料になってあげるのも移行対象への依存が気になるママにはおすすめです。ママは子供にとっての安全基地。幼稚園や保育園、学校に入学して、そして大人になってからも「安全基地」がある子供は失敗しても、挫折しても、何度でも立ち直ってがんばることができます。

ぬいぐるみはいつまでに手放せればいいの?

幼稚園や保育園、学校に入ってもぬいぐるみ依存が続く場合は、その付き合い方が年齢相応であれば問題ありません。例えば、いつでも一緒だったぬいぐるみを、学校へ行く時は置いていく、1、2歳で口に加えていたタオルを10歳になった今は汗を拭くために使う、など年齢相応の関わり方ができれば心配いりません。あまりにこだわりが強すぎて生活ができない場合は、市や区の無料相談を受けてみたり、いつも行っている小児科の先生に相談してみるのがおすすめです。

ぬいぐるみ依存は移行対象を変えてみる

3歳を過ぎても大きなぬいぐるみ、毛布などにこだわる子供の場合、出かけるのも大変になる時があります。私の発達障害の上の子供は、授乳用のビーズクッションが移行対象でした。しかし、ビーズクッションは外に持っていくにも大きすぎます。そこで、小さな可愛いクマのぬいぐるみ、アンパンマンなど代わりの移行対象を与えてみましたが、結局子供が選んだのは肌触りの良いミニ毛布でした。

不安感が強い発達障害の下の子供には、5歳になって、あえてこちらからぬいぐるみを与えました。柔らかくて気持ちよく、可愛いネコのスクイーズです。これで、交通機関に乗る時の不安を軽減できるようになりました。

ぬいぐるみ依存は優しく見守って

依存と考えると心配になりますが、ぬいぐるみは安心できるママ代わり。ぬいぐるみを肌身離さず持つのはママとしっかり愛着形成ができているからとも言われています。自宅では、安全基地であるママと、ママ代わりのぬいぐるみで子供にたっぷり愛の充電をしてあげたいですね。

いろは

いろはライター・エディター

自閉スペクトラム症、ADHD、LDの9歳男児、5歳女児のシングルマザー。早稲田大学商学部在学中に週刊誌の編集アシスタントを務め、出産を機に子育てしながらできる執筆・編集を再開。Hanakoママのライターは、自身の経験がたくさんのママとパパとお子さまの幸せにつながるお手伝いができればという気持ちで書かせていただいています。

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