シングルマザーの家庭で一人っ子はどう育つ?子育てのポイントは?
シングルマザーの家庭では、子どもと過ごす時間が少なくなってしまうのを避けられません。
特に一人っ子は一人きりの時間が長くなりやすいです。シングルマザーの家庭環境が子どもの性格に影響を及ぼすのでは、と心配な方も多いのではないでしょうか?
そこで、シングルマザーの家庭で育つ一人っ子の特徴、子育てのポイントについてまとめてみました。
シングルマザーの家庭で育った子どもの特徴
シングルマザーの家庭で育つ子は、甘えん坊が多いです。父親がいないことに加え、母親と過ごせる時間が少ないこともあり、「もっと一緒にいたい」「もっと甘えたい」と思う子が多いでしょう。
反対に、忙しい母親に迷惑をかけてはいけないと、何でも我慢してしまう子も多いようです。手がかからない子は、自分の気持ちを抑えている傾向があるので注意してください。
家庭環境が子どもに及ぼす影響
では家庭環境が子どもの及ぼす影響にはどういったものがあるのでしょうか?
良い影響は?
仕事に家事にと一日中働いている母親を毎日見ているため、思いやりの心が育ちやすいです。料理や掃除などお手伝いを進んでやってくれる子も少なくありません。一人っ子が男の子の場合は、父親の代わりに母親を支えようと思う子も多いでしょう。
悪い影響は?
シングルマザーの家庭は、経済的に余裕がない傾向があります。特に教育費の負担が大きいので、大学に進学させたくてもやむを得ず断念することもあるかもしれません。
また、一人っ子の場合、家で一人きりで過ごす時間が長くなるため、寂しくなりやすいです。寂しさを紛らわすため、SNSやゲームに依存する子もいるので、子どもの様子に変わったところがないか日々気にかけるようにしましょう。
シングルマザーの家庭環境での子育て
シングルマザーの家庭環境なので、当然のことながら、父親はいません。母親が、父親・母親両方の役割をこなす必要があります。その結果、「しつけが厳しくなってしまうケース」、または「甘やかしてしまうケース」に陥ることもあるでしょう。
愛情をもって接することが基本ですが、子どもが悪いことをしたらきちんと叱ってください。そして、なぜ叱ったのかその理由も説明しましょう。
家のルールを徹底する
母親が仕事に出かけるため、子どもが自由に過ごせる時間も長くなります。ダラダラと過ごしても母親に注意されることもないので、漫画やゲームに夢中になることも避けられません。「宿題を終わらせてから遊ぶ」「何時までに帰宅する」など家のルールはきちんと守らせましょう。
愛情をきちんと伝える
どんなに忙しくても、子どもとの時間をつくるように努力しましょう。自分にとって大切な存在であること、大好きなことをしっかりと伝えてください。子どもを抱きしめるのも、愛情を伝える方法としておすすめです。
子どもは母親に愛されていると自覚することで、安心するもの。シングルマザーの家庭で育つ一人っ子にとって、家族は母親しかいません。子どもとのスキンシップを惜しまず、愛情をきちんと伝えましょう。
子どもの気持ちをきちんと受け止めよう
シングルマザーの家庭環境では子どもと過ごせる時間は短くなってしまいますが、たとえ短時間でも子どもとの時間をつくることが大事です。スキンシップを心がけて、寂しい気持ちも甘えたい気持ちも受け止めてあげましょう。