転校が決まったらまず考えたい!子供に伝える時期はどうする?
転勤など家庭の都合で子供の転校が決まったら悩むのが、子供に伝える時期です。友達との別れ、新生活への不安を考えると、親としては転校を伝えるのは心苦しいですが、できるだけ子供に不安を感じさせないように伝えたいもの。
そこで、子供に伝える時期や親が気を付けたいことをまとめてみました。
早く子供に伝えるべき?
転校が決まったものの、転校直前まで子供に内緒にするよりは、早く伝えた方がいいのではと思う方が多いはず。ただ一概に、早く伝えた方がいいとは言えません。まずは、早く伝えるメリット・デメリットを考えてみましょう。
早く伝えるメリット
転校することを知ったときは子供もショックだとは思いますが、早めに伝えることで、子供も心の整理がしやすいです。友達とも思う存分遊んで、思い出づくりもできるでしょう。社交的な子、順応性が高い子には早めに教えてあげたほうがいいかもしれません。
仲良かった子供とのお別れ会も開催しやすいでしょう。友達へ、ささやかなものでよいのでプレゼントを用意しておくと、喜ばれます。お別れ会は必須ではありませんが、子供にとっても良い思い出になるでしょう。
早く伝えるデメリット
ただし、心配性の子、転校することがプレッシャーや不安になりやすい子は、友達と別れる悲しさや新しい学校への不安ばかりが大きくなってしまう恐れがあります。子供の性格によっては、早く伝えない方がいいこともあるので、気を付けましょう。
子供や学校に伝えるベストの時期は?
子供や学校に、どのタイミングで伝えるべきか、わからない方も多いはず。そこで、子供に伝えるべき時期、幼稚園や学校に伝える時期について解説します。
子供に伝える時期
子供に伝える時期は、「引越しが確実に決まってから」が良いでしょう。みんなに広まってから、転校しなくなったという事態は避けたいもの。子供に伝えたら、子供の友達にもすぐに伝わると思ってください。
はじめは家族全員で引越しすると言っていたものの、最終的には単身赴任になり、引っ越さなくてよくなったということも考えられます。子供に伝えるのは、引越しが確実に決まってからにしましょう。
幼稚園や学校に伝える時期
幼稚園や学校には、転勤が決まったらすぐに伝えます。担任の先生は、通知表、子供の性格などをまとめた資料などを新しい学校に送る必要があるので、早く知らせなければいけません。
まずは転校の事実だけ伝え、後日引越し日や転校先が決まったら、また学校に伝えてください。同じく、転校先の学校にもすぐに伝えましょう。
親が気を付けたいこと
転校してからしばらくは、子供の気持ちは不安定です。毎日新しい学校に通うだけでも、子供にとっては負担が大きいもの。決して、「勉強頑張ろうね」「友達できた?」などとプレッシャーをかけないようにしてください。
子供が不安なく、元気に通えるようにするためには、子供のフォローが大事になります。
子供のフォローを忘れずに
子供は、仲良かった友達と別れ、初めての土地に引っ越し、新たな学校に通うことになります。新たな学校になじめるだろうか、友達ができるだろうか、と不安でいっぱいになる子供も多いはず。
親は、子供の不安を和らげるよう、子供のフォローを心がけましょう。新しい学校がどんなところか一緒に調べ、可能ならば事前に学校行事を見学するのもおすすめです。新しい環境も楽しいよと期待を持てるように、言葉がけをしてください。荷造りなどは業者に全てお任せしして、子供と過ごす時間を多くつくるのもいいかもしれません。
転校先の学校では、子供が前の学校との違いを感じ、戸惑うことも多いはず。親は、担任の先生と密なコミュニケーションをして、学校での子供の様子をこまめに聞くようにしましょう。
伝える時期は子供の性格や状況次第
子供に転校を伝えるのは、引越しが確実に決まってからが良いですが、子供の性格やそのときの状況に合わせて臨機応変に決めてください。
そして、子供の心のフォローを万全にして、新しい環境への不安を和らげるように言葉がけしましょう。子供が、引っ越し・転校をポジティブに捉えることができるようになるといいですね。