子供の転校のタイミングはいつ?親が気を付けるべきことは?
親の仕事や家庭の都合で転校するとき、転校のタイミングを決められることもあります。そんなときは、どんなことに気を付けて転校のタイミングを決めたらよいのでしょうか。この記事では、最適なタイミングと親が気を付けるべきことを紹介します。
子供の転校の最適なタイミング
子供の転校は、できるだけ子供の負担が少ない時期にしたいもの。転校に最適なタイミングは、主に3つ考えられます。
高学年より低学年
高学年より低学年の方が、転校生はクラスになじみやすいもの。学年が上がるにつれて、仲良しの友達とグループをつくる子供が多くなります。特に女子は、その傾向があるといえるでしょう。
大半の子供が思春期に突入していない頃、つまり低学年のほうが、新しいクラスに受け入れてもらいやすいかもしれません。
また、卒業まであと少しという頃に転校となったら、「今さらほかの学校に行きたくない」という気持ちになりやすいので、そうならないうちに早めに転校するのがよいです。低学年のうちの転校ならば、少なくとも3年間は一緒に学校生活を送れるので、新しい学校での思い出もたくさんできるでしょう。
学年途中より年度始め
年度始めは、子供たち全員にとってスタートの時期です。年度始めはクラスの中で仲良しグループがまだできていないことが多いので、友達をつくりやすいというメリットもあります。
クラス替えのタイミングだとさらに友達をつくりやすいでしょう。勉強面でも、一斉に新しい学習内容になるので、自分だけついていけないという心配もありません。
夏休み・冬休み明け
夏休み・冬休みなどの長期休みは、新しい環境に慣れるための準備期間として最適です。新しい学校がどんな学校か調べたり、購入しておくべきものなどを買い揃えておいたりする時間も十分にあるので、気持ちに余裕をもって行動することができるはず。
また、新学期は区切りもよいので、子供が気持ちを切り替えやすいでしょう。
転校時期を決める際のポイント
転校時期を決めるとき、重視したいのが学校行事です。新しい学校の行事に参加できるよう、転校する時期を決めましょう。
学校行事に参加できるようにする
修学旅行や運動会などの学校行事は、クラスのみんなと仲良くなれるチャンスです。学校行事でクラスの団結力が高まるので、新しい学校の行事は少しでも多く参加できるようにしてあげたいもの。
とはいえ行事直前に転入すると、行事のための練習や準備をほとんどしていない状態で参加することになるので、クラスメイトにも迷惑をかけてしまいます。できたら行事の1ヶ月前には転校するようにしましょう。
子供の不安を軽減するために
母親も新生活に不安はあっても、子供の前では不安な様子を見せないようにします。そして、子供の不安を軽減できるよう、心がけたいもの。
新しい土地や学校の情報収集
新しい土地に方言がある場合、早めに方言に慣れておくことをおすすめします。方言が違うと、クラスになじめないこともあるので、引越し先の土地のラジオなどを聴いて、子供と一緒に新しい方言に慣れておくとよいかもしれません。
「引越し先の街や学校も楽しそう」と子供に思ってもらえるよう、引越し先のエリアのイベントや子供の好きそうなお店の情報、学校のイベントや施設など、子供が興味を持ちそうなトピックスを探してみましょう。
転校は子供に負担がかからないタイミングで
転校することは、子供にとって大きなストレスになるもの。仲良しの友達との別れ、そして新生活への不安があるので、転校はできるだけ子供に負担がかからない時期にすると望ましいです。