転校することで得られるメリットってあるの?逆にデメリットとは?
転校は子どもにとってストレスの多い出来事ですが、メリットもたくさんあります。小さいころに一度も引越しをしたことのない子どもより、はるかに多くの経験をし、たくさんの人と出会う良い機会でもあるのです。
ここでは転校することで得られるいくつかのメリットと、逆にデメリットについても紹介しましょう。
転校することのメリットとは
はじめに、転校することのメリットを4つ紹介しましょう。
家族がいっしょにいられる
親の仕事による引越しであれば、単身赴任という選択もあります。しかし子どもが小さいときは、できるだけ家族はいっしょにいるほうが良いでしょう。親子でいっしょに過ごせるのは、子どもが小さいときだけです。引越し先で同じ経験をすることで家族の絆もより強くなります。
対人関係のスキルが身につく
転校することで、子どもの対人関係のスキルは確実に上がるでしょう。新しい学校で友達を作るために、相手にあわせたり自分をアピールしたりと、生きていく上で大切なことが身につきます。親の立場からすると、小さいころはもっと自分の思いどおりに振る舞ってほしいと思うものですが、大人になってから役に立つのはこのような経験です。
たくましくなる
転校することで子どもはたくましくなります。さまざまな価値観に触れ違う景色を見ることで、ひとつの価値観に縛られることはなくなるでしょう。転校した学校で、今まで経験したことのない授業があったりユニークな先生に出会えたりと、ほかの子どもより多くの経験をすることができます。
また昨今はネット環境があれば、遠く離れている友達ともすぐにつながることができるでしょう。以前の学校と新しい学校と、単純に友達が2倍になるのであれば大きなメリットといえるのではないでしょうか。
外国語が身につく
引越し先が海外であれば、新しい言語を学ぶことができます。日本語以外の言語を身につけるということは、より多くの人とコミュニケーションが取れるようになるということです。
転校することのデメリットとは
それでは、転校することのデメリットにはどういったものがあるでしょうか。
いじめや差別にあう
新しい学校が合わないと、いじめや差別にあう可能性があります。とくに女の子だと、仲良しグループがすでに出来上がっているため、その輪のなかに入るのは大変です。子どもの性格や転校先の学校の雰囲気もありますが、転校したばかりのころは親のほうでも見守ってあげるようにしましょう。
みんなと同じ思い出がない
転校することのひとつのデメリットは、みんなと同じ思い出がないことです。とくに修学旅行や運動会などメインとなる行事をいっしょに過ごしていないと、どうしても思い出が少なくなります。
転校することで得られるメリットはたくさん
転校というとデメリットばかりと思いがちですが、子どもにとっても親にとっても良いことがたくさんあります。大切なことは、親自身が引越し先に早く馴染もうと過ごし、新しい土地を楽しむ姿勢を見せることです。