子供のいじめ、親が介入してもいい?適切に向き合って解決しよう
昨今、子供のいじめは、複雑かつ巧妙で悪質になってきています。そうしたいじめの問題に対して、親はいったい何ができるのでしょうか。
この記事では、子供がいじめに遭ったときに、親としてできる適切な対処法をお伝えします。
いじめの実態を知り、見極める
いじめの問題があなたの子供に起きたときに、まずはいじめの実態を知り、見極めることが先決です。
子供が発するいじめのサイン
いじめのサインとして、体調不良、会話の減少、持ち物を汚す・壊す、お金を欲しがるなどが挙げられます。日頃から子供の様子や行動を気にかけておくことが大切です。
いじめの原因を探る
どんなことがきっかけだったのかを知ることで、問題の解決の糸口を探っていくことができます。
いじめの被害をリストアップする
いじめ問題を解決するために、「いつ」「どこで」「誰に」「どんなことをされたか」、さらに「どんな気持ちになったのか」「どんなことが起きたのか」など、詳細に記しましょう。
いじめに対して子供にできる適切な対応
いじめられて傷ついた子供に対し、親は子供にどんなことができるのでしょうか。
子供の居場所を作る
まずは、子供にとっての安全地帯を確保することです。子供が安心・安全だと思える空間を守るようにしましょう。
子供の意思を聞き入れる
子供からのSOSは、信頼の証です。子供の話を全て受け入れましょう。その後の対応も、子供の意思を尊重することが大切です。
子供の味方でいる
いつでも味方であること、存在そのものが大切なのだと子供に伝えましょう。自尊心を回復させ、心の拠り所を作りましょう。
親が介入するときのポイント
子供がいじめを受けたときに、親が介入する場合のポイントを見ていきます。
学校に相談する
学校と連携を取るようにしましょう。早期解決のためにも、冷静で落ち着いた態度で臨むことが大切です。
第三者機関に相談する
学校に相談しても解決しない場合は、教育委員会に相談しましょう。物を盗まれた、壊された場合は、警察への被害届を出すようにします。問題が複雑化し、学校や教育委員会が対応してくれない場合は、いじめ問題に強い弁護士に相談すると良いでしょう。
親が注意すべきNG行動
いじめの問題で親が注意したいのは、
・いじめを子供に解決させようとすること
親が力になってくれないと、子供は絶望感を感じてしまいます。
・中途半端に親が介入すること
問題をややこしくさせたり、エスカレートさせたりすることも少なくありません。
子供のいじめに対して、親ができること
子供がいじめられていたら、親が適切な対応をし、早期に解決させることが重要です。何より最も辛いのは、子供本人です。子供の心の安息を守り、しかるべき措置をとりましょう。