兄弟と比べられることで子どもはどうなる?問題点や改善方法を解説
兄弟がいると、どうしても比べてしまうのが親というものかもしれませんが、子どもにとってどんな影響があるのでしょうか?
こちらの記事では、兄弟と比べられることの問題点やその改善方法も含めて解説します。
どうして兄弟を比べてしまうのか
そもそも親は、どうして兄弟同士を比較してしまうのでしょうか。原因を知ることが、解決の第一歩です。
周りから変な子だと思われたくない
他の子がとても良い子に見えて、我が子ができないところばかり目についてしまう、という経験をしたことがある親は多いのではないでしょうか?これは、無意識に自分の子どもを他の子と比べている証拠です。
兄弟がいる家庭では比較対象が近くにいることで、つい兄弟を比較して叱ってしまうことも多くなります。我が子に良い子になってほしい、という気持ちから比べてしまうのです。
兄弟みんなに過度に期待してしまう
親は、子どもみんなに、その子の実力以上の期待をかけてしまうもの。それが適度な期待なら子どものモチベーションにつながるのですが、過度な期待で兄弟同士を比べてしまうのは、子どもにとって負担になりかねません。
兄弟と比べられるとどのようになる?
それでは、様々な理由で兄弟と比べられると子どもはどのように育ってしまうのでしょうか?
自己肯定感が育たない
いつも兄弟と比べられて「あなたはだめだ」と育てられた子どもは、自己肯定感が育たず「どうせ自分はだめな人間だ」と悲観的な感情を持ち続けるケースも多いです。
兄弟や周囲の人々に憎悪の感情を抱く
兄弟と比較されて育ったら、大人になってから兄弟だけでなく周囲の人と付き合っていく中で、その相手に憎しみや嫉妬が沸きやすいこともあるようです。
「あの人の方が人から愛される」「私ばかりが我慢しなければならない」などと思い込みやすいのも特徴です。
兄弟を比べずに育てるコツ
最後に、兄弟を比べずに育てていくコツを紹介するので参考にしてみてください。
兄弟ではなく過去のその子と比べる
兄弟間で比較するのではなく、その子が過去からどれだけ成長しているかというところを見てあげるのが大切です。
どの子もそれぞれに成長をしているのがわかれば、その子にあった声かけをしてあげられるでしょう。
それぞれと1対1で向き合う
親も人間なので、どうしても子ども全員に平等な愛情をかけるのは難しいかもしれません。しかし、それぞれの個性と向き合えば、比較をせずに接することができます。
それぞれのいいところを見つけて褒めることが、一人一人の自己肯定感を高めてあげることにつながるでしょう。
1人1人の個性を大事にしよう
こちらの記事では、兄弟が比べられるとどのような問題が起こるのかということと兄弟を比べずに育てるコツを紹介しました。
ぜひ、子どもそれぞれのいいところを見つけて、愛情をひとりひとりに向けてあげましょう。兄弟で比較せずに子どもに向き合えば、自己肯定感が高まるはずです。