いじめの対処法を解説! 子供がいじめにあったときの正しい対応とは
子供がいじめにあっているのではないかと思った時、親として助けてあげたい半面、どう対処するのがいいかわからないという人も多いのではないでしょうか。
そんな時に役立つ、子供がいじめにあったときの親の対処法を紹介します。焦ることなく冷静にいじめと向き合って、対処していきましょう。
いじめを見抜くポイントとは
いじめにあった子供は、必ずしも親にそのことを打ち明けてくれるわけではありません。いじめを受けているかどうか心配という時には、無理やり学校での話を聞きだすのではなく、なるべく様子を観察するようにしましょう。
子供は行動に感情が出やすいため、いつもと違って感情的だったり、寝つきが悪かったりといった些細なことでSOSサインを出している可能性があります。小さな変化を汲みとって話しやすいタイミングを見つけてあげると、子供も気持ちを正直に話しやすくなります。
子供への対処法
本当にいじめにあっているのか、どんな状況なのかを子供に確認したいけれど、どんなふうに接するのが正解かわからない、という時の対処法を紹介します。親の焦りや不安は子供にも伝わりますので、まずは落ち着いていつもと変わらない態度で接することが重要です。
味方であることを伝える
何よりも先に自分はあなたの味方であるということをしっかり理解させましょう。もちろん親のことを信頼していないというわけではありませんが、親をがっかりさせたり、悲しませてしまうことを怖がっている子供もいます。
そのため、まずは何があっても大好きだということをしっかりと口に出して伝えてあげることが大切です。
親が先走らない
わが子がいじめにあっているかもしれないと思うと、親としてはいてもたってもいられなくなってしまうかもしれません。
しかし、子供には子供の世界があり、しっかり自分の考えを持って行動しています。そのため、「かもしれない」の段階で親が先走った行動をするのではなく、はじめに子供の話を落ち着いてじっくり聞いてあげることも重要です。
子供が話した内容を文章に
子供がいじめの内容を話してくれた際は、必ず話の内容を文章にまとめておくようにしましょう。メモ程度で構いませんので、「いつ・どこで・誰に・何をされた」のかをしっかり記録しておきましょう。
もしもけがなどをしている場合は病院で診断書をもらったり、傷の写真を取っておき、証拠を見える状態で残すように心がけて下さい。
学校への対処法
子供からしっかり現状を教えてもらうことができたら、次は学校に相談しましょう。こんなことで相談していいのかなと不安に感じる人もいるかもしれませんが、子供がつらいと感じているのであれば相談すべき問題です。
早めに対応することで簡単に解決することもたくさんありますので、迷わず一度相談してみるようにしましょう。
いじめの内容を文章で提出
学校への報告はなるべく文章で伝えることをおすすめします。口頭で伝えると言った言ってないという問題が起こる可能性もありますし、担任の先生から校長先生などへ話を伝える際にニュアンスや程度が変わってしまう可能性があるためです。
再発防止策を要求
学校側にはいじめをなくすことはもちろんですが、再発しないための対策を要求することも大切です。
今回のいじめが報告によっていじめがなくなったとしても、何の対策もなしでは、別のところでまたいじめが起こってしまう可能性も大いにあるのです。納得できる対策を学校側が取り入れるまで、しっかり確認するようにしましょう。
学校の対応がスムーズでないときは
いじめを担任の先生に報告したのになかなか返事が来なかったり、校長先生にも相談したのにその後動きがあるように思えなかったりする、などといったときは、教育委員会などへの相談も視野に入れる必要があります。
いじめはスピーディーな対応が必要とされるため、対応が遅いと感じた時点で次の行動を考えておくようにしましょう。
いじめの対処法を把握して毅然として対応しよう
子供のいじめは親として許しがたいもので、ついつい感情的になってしまうということもあるかもしれません。
しかし、子供のいじめは周囲の大人が落ち着いて状況を把握し、スピーディーに対応することがとても大切です。子供の笑顔を守るためにも冷静な対応を心がけるようにしましょう。