赤ちゃんを乾燥から守ろう! 暖房を使用時の注意点や設定温度とは?
赤ちゃんが快適に過ごせる気温はおおよそ20度前後と言われています。12月から3月にかけての寒い時期、赤ちゃんのいる家庭で暖房は必須アイテムです。
その際、感想や設定温度を高くし過ぎていないか、逆に低くし過ぎていないか、赤ちゃんにとって最適な暖房器具はどれなのか気になることは沢山あります。今回は赤ちゃんのいる家庭での暖房の注意点や、最適な環境を維持する方法についてご紹介していきたいと思います。
赤ちゃんがいる部屋で暖房を使う際の注意点とは?
真冬に室温が0度になってしまうような地域では暖房は必須アイテムです。暖房を使わないわけにはいきません。まずは室内で暖房を利用する際の注意点について見ていきましょう。
危険がないかをチェック
新生児や乳児期のベッドから動かないような時期なら、親が暖房器具から赤ちゃんを遠ざけることで危険は回避できます。
ですが、ハイハイを始めたばかりや、少し立って歩けるようになった赤ちゃんは好奇心旺盛です。暖房器具が熱く、やけどをしてしまうということを理解できません。石油ストーブや反射式ストーブを利用しているときは、絶対に赤ちゃんから目を離さないか、専用のガードを使って近付けないようにしましょう。
温度設定と湿度をチェック
体温調節をするのがまだ難しい赤ちゃんにとって最適な温度は20度~23度です。寒すぎてしまうのは当然風邪をひいてしまいますし、暖かすぎるのも赤ちゃんは暑く感じてしまい、自分から布団をはがしてしまったりしてしまいます。こまめに赤ちゃんの背中に汗が溜まっていないか、手足は冷えていないか確認しましょう。
赤ちゃんにとっての最適な湿度は40%~60%と大人と同じです。40%以下では乾燥によるウイルス感染、60%以上ではダニやカビが発生しやすい湿度となりますので最適な湿度を保つように意識しましょう。
つけっぱなしは注意が必要
いくら真冬の夜が冷え込むといってもつけっぱなしは注意が必要です。暖房に加えて厚手の布団は赤ちゃんの体温を必要以上に上昇させてしまいます。暑すぎる状態は大量に汗をかいてしまうため、かえって風邪をひきかねません。
就寝時はそこまで神経質にならなくても問題はないため、部屋がある程度温まったらスイッチを消して、あとは赤ちゃん用の掛布団の枚数で調節しましょう。乾燥が気になるのであれば、加湿器をつけておくのも効果的です。
赤ちゃんにおすすめの暖房器具は?
次に、赤ちゃんのいる家庭でのおすすめの暖房器具です。
エアコン
エアコンは天井に設置されているため、赤ちゃんが誤って触れてしまうことがありません。また、リモコンを手の届かない所に保管しやすいため、勝手に設定温度や湿度を変更されてしまう心配もありません。部屋全体が温まるので、赤ちゃんが活発に遊ぶ部屋には最適な暖房器具です。
オイルヒーター
本体内のオイルが温まることで室温を上げるオイルヒーターは、排気する訳では無いので部屋も静かでホコリが舞う心配もありません。石油ストーブと比べてしまうとパワーは劣ってしまいますが、その分やけどの心配も減ります。昨今ではチャイルドロックを搭載している物もあるため、こうしたものを選ぶのもポイントです。
床暖房
床自体が温まることで部屋全体を温めるのが床暖房です。設置されたスイッチやリモコンで動作が可能なため、赤ちゃんに触れさせないようにするのも容易です。長時間床暖房の上でお昼寝などをしてしまうと低温やけどの原因になってしまうこともあるので、厚手のカーペットを敷くなど工夫しましょう。
寒さや乾燥対策でおすすめのアイテム
乾燥や室温の上昇対策で暖房は切るものの、やはり夜中や明け方の冷え込みや乾いた空気は心配です。こうした心配にこたえるグッズが存在します。
スリーパー
着るお布団とも呼ばれるのがスリーパーです。寝返りや寝相でお布団をはがしてしまう赤ちゃんにも安心して利用が出来ます。
腕だけが出るタイプや、全身がすっぽり入るタイプまで様々です。大きすぎると窒息の原因になってしまうので、赤ちゃんのサイズにあった物を使いましょう。
湯たんぽ
湯たんぽを布団に入れておくだけでとても暖かくなります。お湯を入れておくタイプも充電式も、自然と冷めてくれるので、熱くなりすぎる心配はありません。ただし肌に近すぎると低温やけどの心配があるので注意しましょう。
保湿クリーム
暖房をつけているとどうしても気になるのが手足の乾燥です。お風呂あがりなどにしっかり保湿してあげましょう。
寒さと乾燥対策をして厳しい冬を乗り越えよう!
赤ちゃんがいる家庭の暖房は気を付けることが沢山あります。しっかりと対策をして、厳しい冬も快適に乗り越えましょう。