難しい?小学生の女の子の特徴と育て方。6年間の変化を知る
幼稚園の期間が終わり、これから小学生になる女の子をもつパパさんやママさんは、これからの6年間は期待の他にも不安も様々かと思います。低学年、中学年、高学年での特徴とその育て方についてご紹介していきたいと思います。
小学生の女の子の特徴を知ろう
育て方を学ぶ前に、まずはそれぞれの期間の特徴をおさえておくことが大切です。小学生には低学年、中学年、高学年と3つの時期に分かれます。
低学年期の特徴
低学年の女の子の特徴としては、素直という点です。言われたことをそのまま行動しようとするので、融通が利かないというのも特徴的です。
ニュアンスで伝わらない時期でもあるので、曖昧に伝えるのではなく、具体的に正確に物事を伝える必要がある時期です。なかでも小学1年生は自己肯定感が一番高い時期とも言えますので、褒めることも忘れないようにしましょう。
中学年期の特徴
大きく育って、そして少し大人びて来るのが中学年である3~4年生の特徴です。低学年の時期に比べて学校での人間関係が難しくなっていきます。誰かの陰口を言ってしまったり、叱られても反省しなかったりと、素直だった低学年の時期とは大きく異なります。
この時期からパパやママに自分のことや学校でのことをあまり話さなくなり、隠しごとも上手くなってきてしまう時期です。この時期は口出しよりもじっくりと観察することが大切です。
高学年期の特徴
ここからは思春期に突入します。身体にも変化が現れ、知らずのうちに不安が産まれてしまいます。大人から離れたい時期になりますが、当然なんの責任も取れない子供ですので実現ができず、それが反抗期となって現れます。
そして小学生6年生にもなれば自覚、責任も求められます。まだ子供と言っても、小学校では一番上の学年なので、そうしたプライドも大切にしてあげましょう。
女の子を育てる上でのよくある悩み
女の子を持つ親には女の子を持つ親の悩みがあります。それは男の子に比べて口が達者で反発もしてくるのと、交友関係が複雑で把握しきれず、的確にアドバイスが難しいという点です。特に小学生中学年から、こうした傾向はどんどんと強くなっていきます。
口が達者で反論してくる
多いのが、大人でもカチンと来る反論をしてくるという点です。なぜかというと女の子は大人が思っている以上に大人を見ているので、正論で反発してくることがあるからです。
精神年齢も高く、更には語学学習が男の子よりも早いです。そのため大人が使っているような言葉をガンガン使ってきます。大人の言葉を親から学び、学校で友達に話し、他の女の子に影響させるという連鎖です。
また、パパとママが話している会話も聞いて覚えていることがあるので、大人同士の会話も気を付けたいところです。
友達関係が複雑でアドバイスできない
女の子の友達会関係は男の子よりもグループ化していく傾向にあります。まだ小学生低学年あたりなら翌日に忘れてそのまま学校に行くことが出来ますが、高学年になるとグループ関係が上手く築けずに一人になってしまう、仲間外れになっているのではないかという不安も生まれてしまいます。
適切な子育て方法とは
小学生の女の子を育てていくのに適切な子育て方法とはどんなものでしょうか。低学年から高学年で一気に成長する6年間だからこそ、大事な時期に適切な接し方をしたいところです。それではその適切な接し方はどういったものかご紹介します。
適度の距離を保つこと
母親がつい取ってしまいがちな行動としては、ついつい自身の幼少期と重ねて過干渉になってしまうことです。低学年から高学年まで自我はしっかりと形成されています。娘の性格や特徴をしっかりと把握した上で自身とは違う、そして子供からはどのように見えているのかというのを意識しましょう。
また、自身が母親に感じたわだかまりなども見つめなおすことで、適度な距離を保つことが出来ます。10歳ごろになってきたら、気持ちはしっかり向いているけれどそこまで手をかけ過ぎないというのが大切です。
話を聞いてあげる姿勢
話を聞く姿勢も大切です。親が一方的に「がんばって」「大丈夫だよ」と言ってしまうと子供は出掛かった言葉を飲み込んでしまいます。反抗的な言葉使いも成長の証です。人間関係が崩れてしまって学校に行きたくないなら、どうして行きたくなくなってしまったのかしっかりと話を聞いてあげましょう。
この時、大切なのは、ただ「どうしたの?」「何があったの?」と次々質問する尋問ではなく、心を傾けて聞く傾聴です。子供の気持ちや考えを熱心に聞いてあげるのが大切です。
特徴をしっかり知って子育てを楽しもう!
小学生低学年の頃は幼稚園から出たばかりの子供のような状態だったのに、一気に大人びてくるのがこの小学校生活の6年間です。それぞれの時期で扱い方や接し方は大きく変わっていきますし、イライラすることもあるかと思います。
ですが、成長をしっかりと受け止めて、適切な距離で的確な言葉を投げかけられれば健やかに育ってくれるだけではなく、育てている親にも心の余裕は生まれます。
女の子は大変なことも多いですが、その分楽しいことも沢山ありますので、ぜひ子育てに楽しんで取り組んでください。